バルセロナDFエリック・アビダルの肝移植手術は、午後15時ごろに始まり、深夜0時ごろに終わったという。長く、難しい手術だったとバルセロナが明かした。クラブは、家族の決定により、選手のコンディションに関してこれ以上の発表はしないとしている。

ペップ・グアルディオラ監督はヘタフェを4−0と下した10日の試合後、「実質的に手術は終わった。とても、とても長い手術で、非常に慎重にならなければいけないと聞いている。どうなるかは、これからしばらくの期間が重要となるだろう。だが私は、アビダルがとても強い男だと知っている。今回もやってくれるはずだとね」と語った。

手術の翌日、アビダルの夫人は選手の『フェイスブック』で、「彼に頼まれて書いています。今のところはすべてうまくいっています」とコメントしている。みなさんのメッセージ、サポート、伝えてくれた力のすべてに感謝します。ありがとう。アイェ・アビダル」と、感謝の言葉をつづっている。

バルセロナのサンドロ・ロセイ会長は記者会見で、「アビダルと彼のいとこの経過は良好だ」とコメント。その上で、家族の希望でこれ以上は話せないとした。

バルセロナの本拠地カンプ・ノウでは、ヘタフェ戦の22分、スタジアム全体がアビダルへの拍手を送った。22はアビダルの背番号だ。『ツイッター』から『フェイスブック』まで、バルサのあらゆるソーシャルネットワークで、支援のメッセージが寄せられている。グアルディオラ監督はヘタフェ戦の勝利を、ドナーとなったいとこにささげた。

アビダルは2011年3月に肝腫瘍が発覚して手術。シーズン終盤で復帰を果たし、今シーズンも3月までプレーしていた。その後、腫瘍の再発が見つかり、今回の移植手術を受けることとなった。