1日のジェノア戦で5−4と勝利し、アンドレア・ストラマッチョーニ監督が白星でデビューを飾ったインテル。マッシモ・モラッティ会長は、同監督のデビューをポジティブに受け止めている。

ジェノア戦ではMFフレディ・グアリンもデビューした。1月のマーケットで加入した同選手は、ポジティブな印象を残しており、モラッティ会長も「本当に彼は素晴らしい」と称えている。ただ、何より注目されたのは、36歳のストラマッチョーニ監督のデビューだろう。モラッティ会長は同監督について、このように続けた。

「彼はまったく平凡ではない人物だ。だから、昨日のようになったんだよ。(ジェノアに与えられた)PK3本というだけで分かるだろう。ホームチームが3度もPKを取られるなんて、なかなかないことだ。そのうちの2つは、ちょっとおかしなものだったね」

インテルはPK判定に抗議したが、ほかにもっと激しい抗議をしているチームもある。だが、モラッティ会長は次のようにコメントしている。

「ただ、ほかのチームたちにはより野心があるんだ。今、彼らがスクデットを考えるのは正しいことで、すべてのポイントが非常に重要なものとなるんだよ。それに、我々は誤審に慣れているのかもしれないね」

今シーズン、サン・シーロのスタンドには、モラッティ会長への不満を示す横断幕も掲げられてきた。

「どういう種類のものかによる。昨日は幹部に対するものだったようだね。とにかく、私は常にそれらをアドバイスとして受け止めている」

また、モラッティ会長は今季序盤戦に解任したジャン・ピエロ・ガスペリーニ氏についても再び言及している。同氏は、インテルから気迫を奪ったのは自分ではあり得ないと話していた。

「彼に真っ先に責任があると言うことは誰にもできない。それは絶対にそうだよ。あの3カ月はネガティブな経験だった。あれがうまくいかず、すべてがうまくいかなくなったんだ。うまくいくかもしれなかったが、そうはならなかった。彼だけの責任ということはない。だが、不運な状況だった」