パリ・サンジェルマン(PSG)は19日、マンチェスター・シティFWカルロス・テベスの獲得に向け、同選手の代理人と会談する予定となっていた。だが、この会談は20日に延期されている。いずれにしても、テベスの獲得をめぐる騒動は続いており、インテルとミランもアンテナを張り続けている。

テベスの代理人は19日午後にPSGのカルロ・アンチェロッティ監督、レオナルドSD(スポーツディレクター)と会談する予定だったが、18時に会談はキャンセルとなり、20日に延期されることが決まった。いずれにしても、テベスがリーグアンにさして魅力を感じていないとしているにもかかわらず、PSGはテベス側との合意にも近づいている。

アンチェロッティ監督はこの日午後の会見でテベスについても言及。「彼と話せば、(PSGに)来たいと言うだろう。彼は自分の立場を変えたいと望んでいる。シティでプレーしていないからだ。素晴らしい選手だよ。これからの15日間で、最善の解決策を見つけられるだろう」と話した。

一方、イングランドでは『トークスポーツ』が、テベスのメディアアドバイザーであるポール・マッカーシー氏にインタビューしており、同氏はPSGとの交渉を認めるとともに、インテルとミランがまだ争奪戦に残っていると語った。

「ミラノの2チームのテベスに対する関心は変わっていないと確信している。インテルとミランがこれほど早く撤退することはないと思うね。私の印象としては、ミランもインテルもまだテベスへの道にいるよ」

マンCとPSGは17日、2900万ユーロ(約29億円)の移籍金と、800万ユーロ(約8億円)のボーナスという条件で合意している。テベスは9月からプレーしておらず、チャンピオンズリーグにも登録できない。テベス側との交渉は、年俸700万ユーロ(約7億円)の3年半契約をベースにスタートしている。