バロテッリ・ブームだ。11日のポーランド戦を終えてローマへ戻ってきたイタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督に対する質問のほぼすべてが、マン・オブ・ザ・マッチとなったFWマリオ・バロテッリに関するものだった。試合後に彼がコメントを残さなかったこともあるだろう。

プランデッリ監督は、マリオが叩かれているときも彼を信頼し、可愛がってきた。少なくとも最初の段階では、賭けに勝ったと言えるだろう。指揮官は12日、同選手について言及した。ただし、個人的なリベンジなどではないという。それは、「この代表チームは誰の敵でもなく、楽しむためだけにプレーしているから」だ。

「この数カ月、多くの批判を浴びてきたから、この瞬間を楽しむのは正しいことだろう。このプロジェクトにとって重要な選手だから、彼がいることはうれしいよ。マリオにはこういうパフォーマンスをする可能性があった。90分間にわたる彼の姿勢は素晴らしかった。マリオと、そしてロベルト・マンチーニにも賛辞を送りたい。クラブで彼はこの点に関して仕事をしてきたんだ」

「マリオにとって転換期となるか？　成長への道のりを始めたと期待している。我々は彼を助けるためにここにいるんだ。私は、バイタルまでプレーをつくれるチームを望んでいる。そこから先は、クオリティーや、絶対的な自由があるんだ」

「バロテッリがどこまでいけるか？　彼は特殊なストライカーだ。モダンで、基準点を与えない。あくまでプレーを見ながらだが、サイド攻撃の中心としてもプレーできる。バロテッリ依存になったら問題か？　正直、ノーだね」