日本人の「人生のピーク」は39歳、平均的な“日本人像”はどんなもの?

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アサツーディ・ケイは11月7日、平均的な“日本人像”を探るために実施した「ADK 日本人の平均調査」の結果を発表した。この調査は5年前、2006年11月にも実施しており、5年間でどのように“日本人像”が変化したのかも浮き彫りになっている。  

調査ではまず、「あなたが『人生のピーク』を迎えた(迎える)年齢」についてを質問。すると平均は39歳(※5年前の調査では35歳)で、男女別では男性が41歳、女性が37歳となった。また、男性に「『オジサン』と呼ばれる年齢」をたずねると、平均は39歳に。男性のピークは「オジサン」に突入してから訪れると考えている人が多いようだ。

次に「あなたの『元気度』」について、100点満点での自己評価をしてもらった。その結果、最も高いのは60代で、平均は63点。これに50代の56点、30代の53点、40代の52点が続き、若者である20代は50点と、最も低い結果となっている。ちなみに60代は自己評価100点満点による「あなたの『物事へのチャレンジ精神』」でも平均64点と最も高い点数が出ており、現在の60代の活発さがうかがえる結果となった。

そして「買い物の失敗で諦められる金額」をたずねると、5年前の調査では8,256円だったのに対し、今回は半分以下の4,084円に低下。リーマンショックや東日本大震災などによる消費の冷え込み、長引く景気低迷などによって買い物に失敗できない、無駄なお金は使えないという気持ちが強くなっていることが考えられる。

また、「自分自身の値段」の質問では、5年前は1億8,371万円だったのに対し、今回は1億2,151万円と、約3分の2まで低下。5年前よりも自分の価値を低く計算していることがわかる。続けて自己評価を100点満点で聞くと、2006年から2011年の変化は、仕事力(66点→63点)、経済力(48点→45点)、 性格(59点→57点)、ルックス・容姿(52点→50点)、これまでの人生(62点→60点)と5年前に比べ低下傾向にあり、自分に自信を無くしている様子が浮き彫りとなった。

調査は2011年10月5日〜10月11日に実施。全国(47都道府県)の15歳〜69歳の男女10,032人を対象にした。