欧州CL観戦ツアー 世界で最も応募が多い国は韓国、日本の10倍

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スポーツメーカーのアディダスは期間限定のオンライン大学・「アディダスフットボール大学」を開校中。世界最高峰のサッカーの舞台・UEFA チャンピオンズリーグやブラジルW杯アジア3次予選の試合などを教材とし、CL出場経験のある中村俊輔や内田篤人らが試合について良かった点や悪かった点を解説する。

なぜこんな「大学」を作ったのか? アディダスの同大学事務員A氏は「サポーターがハイレベルなプレイを観ることによって、日本代表が強くなるからです」と語る。

――えっ? それってどういうことですか? 日本代表がさらに強くなるために、サポーターが何かをすればいいってことですか? 具体的に何をやればいいのですか?

A氏:個々の選手のファンになることも重要だと思いますが、チームを勝たせる、というマインドを持ったサポーターの増加が必要だと思います。これはいかにホームチームが活躍しやすい場を作るか、アウェイでもいかにホームのような環境を作るか。さらにチームや選手に対して厳しい目で見ることによりプレッシャーをかけ続けることも重要なことだと思います。

――つまり、サポーターの「観客としてのレベル」を上げることが必要ってことですか?けっこう日本のサポーターってマナーいいし、美人も時々いるし、レベル高いような気がするのですが…。

A氏:いや、その通りなのですが、具体的な例でいきますと、得点シーン以外にもプロならではのプレーは随所展開されております。そういったプレーに対しては拍手といった称賛、そしてそうでないプレーに対してはブーイングといった個々のプレーに対する応援も必要だと思います。

――ただ、地上波テレビではヨーロッパのプレーとかあまり見られませんが……。

A氏:私達は、最高峰のサッカーを観ることがサポーターの皆さんには必要だと考えており、9月から10月にかけて、欧州最高峰の舞台、UEFAチャンピオンズリーグの観戦プログラムが当たるグローバルキャンペーンを実施しています。こちらのキャンペーンでは、UEFAチャンピオンズリーグを観るために「キミならどうする?」という投げかけをしてショートフィルムを投稿する仕組みとなっております。

――世界でやっているということですが、日本からもけっこう応募あるんじゃないですか?

A氏:プライズの特性上、欧州の方からの応募が多いと思いきや、実は韓国からの応募が一番多く、日本の約10倍以上の投稿数があるんですよ。日本からの応募は下から数えた方が早いんですよね……。

――えっ? 韓国がそんなに多いのですか? やっぱりキ・ソンヨンとか、パク・チソンとかヨーロッパで活躍する選手が多いですからね? 

A氏:ネットユーザーが比較的多い国であること、そして欧州リーグが非常に身近にTV放映されていることが大きな理由だと思います。ただし、日本も香川真司選手を筆頭にさまざまな選手がこの欧州最高峰の舞台に挑んでいますので、その戦いを見てみたい、と思ってくれる方が増加することを期待しています。


■関連リンク

アディダスフットボール大学

http://adidas.jp/UCL/