「最大限の明確さをもって、街と本当のサポーターたちが求めていること、フィオレンティーナの未来に期待していることを理解しなければいけない。そして、スポーツ面での情熱と、できるだけ良い未来を築き、娯楽の時間を過ごすためにスタジアムへ行く喜びを全員に再び取り戻させようという意欲をもって成してきた道のりを続けることを、オーナー陣が受け入れるための理由がまだあるのかどうかを理解する必要がある。それらの条件がなければ、これまで何度も明言してきたように、オーナー陣には去る準備がある」

フィオレンティーナのオーナー、アンドレア・デッラ・ヴァッレ氏が7日、クラブの公式サイト上で長文の声明を発表した。これらはその要点だ。

「その意味で、我々は具体的なシグナルを待っている。我々をこの上なく落胆させ、遺憾に思わせているこの雰囲気の中で長く続けることを、クラブは考えていないからだ。考えと希望を明確にするために、すべての真のサポーターと街や市長をはじめとする自治体の間で、真剣かつ市民的な議論をすぐに始めることが必要だ。我々も真剣かつ市民的な決断を下せる形でね」

「確実なのは、ときに理解できず、また非市民的でもある姿勢があるこの雰囲気の中で、我々としてはリーグ戦を始めるつもりがないということだ。今、クラブは、君らが君らのチームのために何をするのかを知りたいと願っている。どのようにサポートし、今後の道のりを誰と続けたいのかということをだ」

「我々が必要とし、我々にとって唯一関心あるのは、これまで沈黙してきた市長をはじめとする街や、本当にチームのことを思っている大勢の本物のサポーターたちからの答えだ。本当にフィオレンティーナのことを大切に思っているすべての人たちの声を聞く必要がある。君らと一緒に我々が何もないところからつくり上げてきたこのクラブの近い将来のために、できるだけ良い決断は何なのかを理解する上で、それらの声が決め手となるだろう」

7日夜、クルヴァ「フィエーゾレ」に陣取るサポーターグループ「ヴィオラ・クラブ・セッテベッロ」の代表者たちは、コヴェルチャーノのテクニカルセンターで、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督と45分間にわたって会談している。