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昨年創刊された、東京初の新しいインディペンデント・マガジン「TOO MUCH Magazine」のレクチャーシリーズ、「ROMANTIC GEOGRAPHY」が5月7日から8日にかけて原宿のVACANTで開催される。


あらゆる分野で活躍する批評家やアーティストを招いて、レクチャーやワークショップを行う本イベント。
写真家、平野太呂氏によるワークショップ「都市とゼロックス」は、平野氏と、撮影からセレクション、展示までの一連の流れをともに実践していくというもの。完成した作品は、会場のVACANTに2週間展示され一般公開される。また7日午後には、veritaでもおなじみのパリ在住ファッション批評家 平川武治氏(右写真)と、ルイ・ヴィトンの店舗設計などで知られる建築家の青木淳氏が、それぞれの観点から震災後の社会のあり方を討論していく「都市とモード」が開催予定だ。

8日に開催されるレクチャー「都市とアート」にも注目したい。今年4月3日、中国政府に対する批判的な言動から、中国の著名なアーティスト、アイ・ウェイウェイ氏(一番上の写真)が北京航空で拘束された。現在もアイ氏とは連絡がつかず、中国政府は未だに所在を明らかにしていない状態が続いている。この事態に対して、世界各国の政府や美術館が抗議の声を上げ、即刻の解放を訴えているなか、今回のレクチャーでは、アイ・ウェイウェイ氏と親交があり、彼の行動に詳しいMisa Shin Galleryの辛美沙さんを迎え、アイ氏の過去の活動から現在の状況までを詳しく解説する。

「Romantic Geography」という言葉は、人が集まってくることで形作られる風景や地形のようなもの、またその現象を指す。さまざまな人が集まり、そこで何かが生まれる場所「VACANT」。この二つが合わさったとき、一体どんな化学反応が起こるのか楽しみだ。

■TOO MUCH magazine presents ROMANTIC GEOGRAPHY
期間:5月7日(土)〜5月8日(日)
場所:VACANT
イベント詳細:5月7日(土)11:00「都市とゼロックス」
       5月7日(土)18:00「都市とモード」
       5月8日(日)17:00「都市とアート」
申し込み方法等、くわしくはこちら

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