TBS「S1」（27日深夜）では、北海道日本ハムファイターズのエース・ダルビッシュ有と、プロ野球解説者・桑田真澄氏が対談した様子を放送した。

「（体重は）去年のこの時期から10キロくらい違いますね」と、肉体改造によるパワーアップに成功している今シーズンのダルビッシュ。同じ投手でもある桑田氏が「見ている限りでは、僕なんかは10キロ増えたら動けないと思うんですけど、鈍いとか身体が切れてないとか全くないですよね」と尋ねると、「ないですね」とキッパリ。「投げるのもそうですし、細かい動きをするのにも重さを感じていない」と続けた。

また、増量の裏側を語ったダルビッシュ。「強度を上げて、食事も変えて、サプリメントも変えて、しっかり身体を大きくしよう、強くしようっていう気持ちでやりましたね。足も速くないですし、ジャンプ力もそんなあるわけではない。アスリートとして身体能力が高い方ではないですけど、野球選手である前にアスリートなので、そこをしっかり整備して高いレベルに持っていきたい。野球の技術云々の前に、そこをしっかりやりたい」と高い向上心を覗かせつつ、「身体を大きくするには、食事を摂らなきゃいけない。一日6食とか7食、その間にプロテインとかも一日5、6回摂って常に吐きそうな状態で毎日過ごしてました」と恐るべき食生活も明かす。

さらには、「まだ10キロ増えても大丈夫だと思います。105、106くらいまでは最終的にはいきたいかなと思う」というダルビッシュは、その他にも、変化球の秘密や「本当に仲が良い」と語る斎藤佑樹との関係について答え、対談の最後に自身の最終目標を「目指しているところは誰も見たことのないピッチャー。だから（自分にも）分からないですよね。人間の中で一番」と壮大なゴールを口にした。