9日に開催予定のセリエA第37節、ジェノア対ミランが無観客で行われることが決まった。安全面への懸念があることから、ジェノヴァ県知事であるフランチェスコ・ムソリーノ氏が決定したとのことだ。

ムソリーノ県知事の決定が出たのは、8日23時すぎのことだった。警備強化について、警察側と数え切れないほどの調整を進めていたが、最終的に観客を入れることが危険と判断されている。

両クラブのサポーターは、長年スタジアムで顔を合わせていない。15年前に両チームが対戦した際、ジェノアファンのヴィンチェンツォ・スパニョーロ氏が殺害されたため、ファン同士が緊迫した関係にあるからだ。今回、15年ぶりにミランファンが敵地に乗り込むことが認められようとしていたが、直前になって無観客試合が決定した。