インテルのマッシモ・モラッティが23人の選手たちに、それぞれ個別に2万5000ユーロ(約308万円)のゴールドの時計をプレゼントする。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグでチェルシーを下し、ベスト8へ進出したことを祝うためではない。前回のミランとのダービーを祝うものだ。モラッティ会長から選手たちへのサプライズで、本当はトップシークレットになるはずだったことが明らかになった。

モラッティ会長は時計好きで知られる。彼が選手たちに高級時計をプレゼントするのは初めてのことではない。だが、今回は特別な味わいを持つだろう。今季2度目となるミラン戦での勝利に関係するものだからだ。

モラッティ会長が選んだのは、IWCのゴールド。数量限定でつくられたもので、試合日(2010年1月24日)と結果(2−0でインテル勝利)、そして各選手のフルネームが刻まれている。合計で、60万ユーロ(約7400万円)ほどになる計算だ。

一方、モラッティ会長もダービー後、選手たちから時計をプレゼントされている。オーデマ・ピゲのロイヤル・オークで、約5万ユーロ(約615万円)相当の品だ。こちらも後ろに試合日とダービーの結果が刻まれている。

では、ジョゼ・モウリーニョ監督には何かあるのだろうか? これは分かっていない。モラッティ会長は同監督にもサプライズを考えているかもしれない。特に、ロンドンでチェルシーを下した後ならば…。