インテル対ミランのミラノダービーを目前に控え、両チームに所属したFWロナウドが、イタリア『スカイ』のインタビューで、ミランを応援すると語った。

「僕とインテルの関係はもう何年も時を経ている。常に大きな愛情があるけど、最後はミランにいて、素晴らしい関係があった。クラブのすべてをよく知っているし、ミランはほかとは少し違うクラブなんだ。僕はミランを応援する。レオナルド監督にエールを送るよ。今の彼は、デビューした指揮官として、とてもうまくやっている。プレーする楽しさを取り戻したロナウジーニョのことも、すごくうれしく思っているよ。彼は本当に素晴らしい男で、信じられない才能を持っている。議論の余地はないね」

また、ロナウドは自身がバルセロナに所属し、現在インテルを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が助監督を務めていたときのことをよく覚えている。

「彼のことはすごく知っているよ。どうだったかって？　とても冷静だった。最初は通訳として来たけど、それから助監督になったんだ。常にとても知的だったし、ディテールに気を配っていた。サッカー界での未来があることは分かっていたよ」

ヨーロッパでもっとも愛したサポーターは、どこのクラブのファンだったのか。これについてはまったく疑いがないようだ。

「もちろん、ミラノの２チームさ。もっともアツくて、もっとも情熱的だった。ヨーロッパではブラジルと違ったサッカーの過ごし方がある。ここではずっとファンが歌っているんだ。最初から最後までね」

「とにかく、ミランとインテルのサポーターにあいさつしたい。両チームのサポーターが、僕のことをもっとも好きでいてくれたし、とてもよく扱ってくれたからだ。特に２つの時期にね。インテルでプレーしていたころは、ミランのサポーターもリスペクトしてくれていた。そしてミランへ移籍してからは、インテルのサポーターは裏切られたと感じたけど、同時にリスペクトもしてくれたんだ。カカーはミランよりもレアル・マドリーでプレーする方がずっと楽しいと言った？　スペインとイタリアではやっているサッカーが違うのさ。スペインではもっとより攻撃的で、よりスペースがあるんだ」

さらに、ロナウドはペレと並ぶ３度のワールドカップ（Ｗ杯）優勝という記録について、次のように話している。

「Ｗ杯のことは考えているけど、とても落ち着いて考えているんだ。Ｗ杯へ行くことを願うには、この時期にすごくうまくやらなければいけないと自覚している。どうなるかは見てみよう。決めなければいけないのはドゥンガ監督なんだ…。僕はとんでもない犠牲を払っている。僕の年齢になり、これまで抱えてきた肉体的な問題があれば、すべてがとても難しいものだからだよ。だけど、僕はチームのためにそれをやっているし、すべてがうまくいけば、僕を代表に望んでくれるだろう。僕の方は用意があるよ」