日産期待の星「リーフ」

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   ハイブリッド車のトヨタ「プリウス」、ホンダ「インサイト」がそれぞれ好調な売り上げを示すなか、日産自動車は2009年8月2日、電気自動車「リーフ」を初公開した。発表会には小泉純一郎元首相や中田宏横浜市長も参加。華やかな船出ではあるが、ネットでは早くもその性能を疑問視する声があがっている。

航続距離や充電環境に不安・・・

   「リーフ」の最大の特長は、走行中に二酸化炭素を一切排出せず電気だけを動力とすることだが、1回の充電で走れる距離は160キロ。ガソリンエンジン車が「満タン」時で500キロほど走ることを考えれば、この数字はどうみても少ないうえ、充電できる環境や施設の数も気になる。

   日産は、航続距離に関して「70パーセント以上のドライバーが日常で運転する距離は160キロの範囲内である」との調査結果をリリースし、充電環境についても、各家庭で対応可能な200ボルトのもので賄えるため支障はないと強調するが、一歩屋外に出てしまえば200ボルトであっても充電できる環境を見つけるのはなかなか難しいのではないだろうか。

   この点、車専門サイトの掲示板やブログでも、

「数年で充電ステーションが普及するとは思えません」
「遠出は難しいかな。スタンドが整備されないと・・・」

といった声が多く見られた。

   ただ、同時にネット上では「何処まで熟成されるか楽しみな1台」「公共駐車場などが設置されていけば、かなりの普及が見込まれるのではないだろうか」と「リーフ」の今後に期待を寄せる声も少なくない。

   「リーフ」は、2010年後半に日本や北米、欧州で販売開始予定だ。

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