【どっちが勝ち組でショー】はるな愛VS椿姫彩菜「第二局」“女の幸せ”対決。
今回の【どっちが勝ち組でショー】は、先週 “女性らしさ対決” にて、勝利を上げたはるな愛と、「料理が苦手」という事実が発覚し悔しくも敗れてしまった椿姫彩菜。性同一性障害を乗り越え、ニューハーフタレントとして活躍する二人の行き着く「夢のゴール」はやはり男性との結婚。時々みんな忘れてしまうけどこの二人はもともとは男性。女性のみなさんはどこまで許せるのだろうか?
昨年から人気沸騰中のはるな愛は、十代の頃から「水商売」の修行をし、歌や振り付けのような芸事も積極的に取り入れ将来は“自分をお客に見せる”仕事をすることを決めていた。
やがてそれは現実になり、はるなの努力は実を結ぶのであるが、はるな愛がここまで人気者になった理由は、「元は男性なのに手術をして女性に変わった芸人。」だからではなく、「エア・あやや」がおもしろかったからでもない。常にいつどこにいても、ニコニコと笑顔を振りまき、テレビの画面いっぱいに弾ける“元気”があるからである。
今の日本で“元気がいっぱい”な人は意外に少なく、家計に苦しいお母さんも、リストラ寸前のお父さんも、小遣いを減らされた子供たちも、どこかドンヨリしている。
はるな愛は、性同一性障害のニューハーフで一般的な人生を歩まない、いわば「マイノリティー(少数派)」な男性である。マイノリティーに属する人というのは、立場が弱くて“元気が無い”場合が多い。はるなや椿、その他大勢の“中性的”な意識をもった人がタレントや芸術家などの「才能職」に就いている事を考えると、やはり今でもこれらの人を一般社会では受け入れがたい何かがあるのである。
本来、社会の片隅に追いやられているはずの「マイノリティーのはるな愛がこんなに元気いっぱい頑張っている。」たいていの視聴者の心の奥にはそんな気持ちがあるのではないか。
一方、青山学院大学文学部フランス文学科在学、美形で才女の椿姫彩菜。中村有里という女性名を持ちながら、「椿姫(ツバキヒメ)」プラス「彩菜」というキャバ嬢みたいな、「男からのモテ」を意識した芸名をつけ、女性意識が高く戸籍も女性に変更しているワリには「性同一性障害」をウリにしている彼女に、一種の“ずうずうしさ”を感じるのは記者だけであろうか。
決して「彩菜」ちゃんの生き方にケチをつける気は無いのだが、椿姫彩菜は、はるな愛に比べて何となく「勝ち感」が漂う。
「はるな愛までは友達で大丈夫だけど、椿姫彩菜は無理。」と思っている女性は多い。「生まれながらに女」という部分をさし引いても、女としてのランクが椿姫彩菜にかなわないと本能的に察知するからだ。顔や身体がやや大きめで、「言うよぇ〜」といった自虐的な笑いを誘うはるな愛に比べて、頭脳明晰で有名大学に通うお嬢様で、ほっそりとお人形のような椿に、多くの一般的な女性は「危機感」を覚える。
「マジで“オカマ”に男を取られる。」そんな危機感だ。
近年の彼女たちの活躍により、一見ゲイや性同一性障害に対する「世間の目」は開かれているように思えるのだが、まだまだ日本では二つの性を行き来する人たちに理解が無い。とくに女性たちは椿姫彩菜のような「トクする女タイプ」の“元男”(女でも)に、恋人や夫を取られる事を何より嫌う。嫉妬もさることながら、プライドが許さない。まだはるな愛のような見た目は女だけど「男気」のあるニューハーフか、普段は男性の姿をしているゲイ男性にオトコを取られる方がよっぽどマシなのだ。
今回のはるな愛VS椿姫彩菜「女の幸せ対決。」の勝ちは当然、椿姫彩菜であり、椿姫ははるな愛どころか、日本中の“さえない女たち”にさえも勝っている。大概の男は“さえない本当の女”よりも椿姫を選び、女たちが嫉妬し彼女をいじめても(実際昔はいじめられたそうだが。)男の同情を買うだけである。
ニューハーフ、オカマ、性同一性障害の“元男性”たちの望みは、ただ単に人気者になるだけではなく、惚れた“男性”と一緒になる事。椿姫は十分すぎる位、その素質に恵まれているのである。
(編集部:宇佐木野ミミ)
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やがてそれは現実になり、はるなの努力は実を結ぶのであるが、はるな愛がここまで人気者になった理由は、「元は男性なのに手術をして女性に変わった芸人。」だからではなく、「エア・あやや」がおもしろかったからでもない。常にいつどこにいても、ニコニコと笑顔を振りまき、テレビの画面いっぱいに弾ける“元気”があるからである。
はるな愛は、性同一性障害のニューハーフで一般的な人生を歩まない、いわば「マイノリティー(少数派)」な男性である。マイノリティーに属する人というのは、立場が弱くて“元気が無い”場合が多い。はるなや椿、その他大勢の“中性的”な意識をもった人がタレントや芸術家などの「才能職」に就いている事を考えると、やはり今でもこれらの人を一般社会では受け入れがたい何かがあるのである。
本来、社会の片隅に追いやられているはずの「マイノリティーのはるな愛がこんなに元気いっぱい頑張っている。」たいていの視聴者の心の奥にはそんな気持ちがあるのではないか。
一方、青山学院大学文学部フランス文学科在学、美形で才女の椿姫彩菜。中村有里という女性名を持ちながら、「椿姫(ツバキヒメ)」プラス「彩菜」というキャバ嬢みたいな、「男からのモテ」を意識した芸名をつけ、女性意識が高く戸籍も女性に変更しているワリには「性同一性障害」をウリにしている彼女に、一種の“ずうずうしさ”を感じるのは記者だけであろうか。
決して「彩菜」ちゃんの生き方にケチをつける気は無いのだが、椿姫彩菜は、はるな愛に比べて何となく「勝ち感」が漂う。
「はるな愛までは友達で大丈夫だけど、椿姫彩菜は無理。」と思っている女性は多い。「生まれながらに女」という部分をさし引いても、女としてのランクが椿姫彩菜にかなわないと本能的に察知するからだ。顔や身体がやや大きめで、「言うよぇ〜」といった自虐的な笑いを誘うはるな愛に比べて、頭脳明晰で有名大学に通うお嬢様で、ほっそりとお人形のような椿に、多くの一般的な女性は「危機感」を覚える。
「マジで“オカマ”に男を取られる。」そんな危機感だ。
近年の彼女たちの活躍により、一見ゲイや性同一性障害に対する「世間の目」は開かれているように思えるのだが、まだまだ日本では二つの性を行き来する人たちに理解が無い。とくに女性たちは椿姫彩菜のような「トクする女タイプ」の“元男”(女でも)に、恋人や夫を取られる事を何より嫌う。嫉妬もさることながら、プライドが許さない。まだはるな愛のような見た目は女だけど「男気」のあるニューハーフか、普段は男性の姿をしているゲイ男性にオトコを取られる方がよっぽどマシなのだ。
今回のはるな愛VS椿姫彩菜「女の幸せ対決。」の勝ちは当然、椿姫彩菜であり、椿姫ははるな愛どころか、日本中の“さえない女たち”にさえも勝っている。大概の男は“さえない本当の女”よりも椿姫を選び、女たちが嫉妬し彼女をいじめても(実際昔はいじめられたそうだが。)男の同情を買うだけである。
ニューハーフ、オカマ、性同一性障害の“元男性”たちの望みは、ただ単に人気者になるだけではなく、惚れた“男性”と一緒になる事。椿姫は十分すぎる位、その素質に恵まれているのである。
(編集部:宇佐木野ミミ)
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