インタビュー:倉木麻衣「形に捕われずに、幅広い音楽を歌って届けていきたい」
1999年に発売したシングル「Love, Day After Tomorrow」で鮮烈なデビューを飾り、2008年12月8日から記念すべきデビュー10年目に突入した倉木麻衣。1月21日に発売した通算8作目のオリジナル・アルバム「touch Me!」には、怖れることなく自らの感情をストレートに、リアルな言葉で綴った彼女の強い想いが込められており、その前向きで熱い情熱は聴く者の背中を優しく後押しする。
・第1回「16歳でデビューして、学校との両立の中で」(2009年01月07日)
・第2回「台湾でも活動できたらいいな、という夢を持っていた」(2009年01月14日)
・第3回「リアルな想いを怖れずにぶつければ」(2009年01月21日)
・第1回「16歳でデビューして、学校との両立の中で」(2009年01月07日)
・第2回「台湾でも活動できたらいいな、という夢を持っていた」(2009年01月14日)
・第3回「リアルな想いを怖れずにぶつければ」(2009年01月21日)
――今回、初回盤にはピンクのハートが散りばめられていますが、ジャケットはご自身でアイデアを出されたんですか?
倉木麻衣(以降、倉木):今回は色んな案を出して、最終的には「等身大の倉木麻衣を出したらいいんじゃないか」という所で、ちょっと大人っぽい感じのジャケットになったんですけど(笑)。「touch Me!」ということで遊び心を入れようかなと思って、“プチプチ”ってありますよね?潰したくなるような、ついつい触りたくなるような感触とか、そういう素材も面白いかなと思って付けて。みんながお店でプチプチして潰れないように一応、箱に入っているので、心配いらないと思うんですけど(笑)。――ファッションと繋がる部分もあると思いますが、好きな色はありますか?
倉木:赤と、今回のピンクは好きですね。――普段、着る服も赤やピンクが多かったりしますか?
倉木:普段は黒系とかグレーとかが多いんですけど、最近は明るい色にハマッていて、ピンクとか着たりしてますね。――倉木さんといえば、デビュー時からポニーテールのイメージがあるんですけど。
倉木:そうですね(笑)。――短くしようと思ったことは無いですか?
倉木:日常生活の中で、夏とか髪の毛がすごく大変な時は、もう髪の毛をポコッて外して、また付け替えられたらいいなぁーとか思うんですけど。いっそのこと坊主にしちゃってもいいのかなって(笑)。でも、今まで色々と試した中で、やっぱり長いのが一番落ち着くし、自分には合ってるというのがあって。――おそらく無いかとは思うんですけど、金髪とかにしたいと思ったことは?
倉木:金髪にすることは無いんですけど、この前「24 Xmas time」のミュージックビデオを撮ってる時に、スタッフの方とかが場を盛り上げるためにアフロを持ってきて下さって。色んな種類の色があったんですけど金髪もあって、遊びでちょっと被ってみたことはあります(笑)。――音楽以外の部分で、普段よく映画を観られるとお聞きしましたが、美術館に行かれたりは?
倉木:時間があると、よく行ったりしてますね。絵もすごく好きなので、よくチラシとかでやってるのを見ると、ちょっと割引券をもらって観たりしてますね(笑)。――好きな画家はいますか?
倉木:ゴッホの色使いとか。普通に絵を描く人と違う視点で、色合いとかを捉えているじゃないですか。「どういう感性を持ってるんだろう?」とか、人には無い感性に触れてみたいという部分ですごく興味があって。あとは棟方志功さんの板画も、ミュージアムに行ったんですけど、もうしゃべってる一言一言がまさに芸術のように聴こえてきて。ものすごくパワフルな方で、目が見えなくなってまで、最後まで彫ってるんですよね。そういう熱くなれるものを持ってる人というのは、すごく魅力を感じますね。