ビクター インナーイヤーヘッドホン「HP-FXC50」
 毎日の通勤や通学の電車の中で、他人のヘッドホンからの音漏れが気になったという経験は誰もがあることだろう。とは言え、聴く側の立場からすると、自分の好きな音楽は少しでも大きな音量で楽しみたい、というのが正直な所。そんな両者の悩みを解決してくれるのが、ビクターのインナーイヤーヘッドホン「HP-FXC」シリーズだ。

音にこだわった先端技術が実現、HP-FXC70/50 体験レビュー第1回

 論より証拠。実際に、同シリーズの「HP-FXC70」を手に、通勤ラッシュ時間の満員電車に乗ってみた。まず装着すると、遮音性の高い密閉構造により、まるで耳栓をはめたかのような感覚に陥る。周囲の騒音から解放され静寂が訪れる上、更に自分の体内に発せられる音も、神経が研ぎすまされたかのように装着前よりも大きく響くことに気付くだろう。

 「HP-FXC」シリーズはセールスポイントである業界初※“トップマウント構造”により、小型な口径φ5.8mmの新開発マイクロHDユニットを音筒の“先端”に配置し、ドライバーユニットをより耳穴深くまで入れることに成功。従来より耳の奥から高精細で迫力ある音が再生されることによって、通常よりも小さな音量で音楽を楽しむことが可能となった。また、この抜群の密閉構造は音漏れに対してはどうだろう?と、試しに自分でもうるさく感じるほどに音量を上げてみたが、周囲を見渡しても音漏れに気付く人は誰一人としていなかった。

 加えてハイクオリティーモデルの「HP-FXC70」では、高比重ハウジングに比重の大きいブラスリングを内蔵した新開発“デュアルシリンダー構造“を採用。振動ロスを低減し鮮明で臨場感あふれるクリアサウンドを再生する。更に、ハウジング内部に“制振ジェル”も内蔵し、コードからのタッチノイズを抑えて音質を劣化させる不要な振動も低減してくれる。

 また、カラフルな携帯電話やデジタルオーディオプレーヤーが街中に溢れている昨今、新たに“耳元からのオシャレ”を提案したい。「HP-FXC50」はブラック、レッド、シルバーに、新色としてホワイトが加わり、4カラーバリエーションで展開。コードも白で統一されたホワイトは特に女性にオススメで、その日のファションのコーディネイトと合わせて、音楽を聴いていることをさりげなく周囲にアピールできる。

 一方、「HP-FXC70」はブルーとダークシルバーの2色で展開。「HP-FXC50」に比べて本体に刻印されるロゴとボディとのコントラストが控えめで、こちらは音にこだわるクールな男性にオススメしたい一品だ。

 次回はエレクトロシーンの注目株、Aira Mitsukiさんに「HP-FXC50」を使用してもらった様子をレポートする。

※密閉型インナーイヤーヘッドホンとして。2008年7月17日現在(ビクター調べ)。

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