「金を出せ!」「この窓口は閉まっています」
アメリカ・フロリダ州で銀行強盗が起こったのですが、この犯人があまりにどんくさかったため、10分足らずで逮捕されました。
そんなスピード逮捕に至った理由ですが、犯人は何と窓口を3つもたらい回しにされたというのです。
強盗罪で起訴されたゴードン・リッチー55歳は胸の痛みを訴えて現在は病院にいるようです。
報告によると彼は銀行へ行くのにタクシーを呼び、「銀行で現金を引き出してくるから」と運転手を待たせたそうです。
リッチーは窓口で現金を要求するメモを突きつけましたが、その窓口の女性は「ここはドライブ・スルー専門の受付なので現金へのアクセスができません」と答えました。
リッチーは次の窓口へ行き同じメモを渡しました。すると受付の女性は「この窓口は閉まっています」との返事。
しかたなくリッチーは3つ目の窓口へ行き、メモを渡しました。
そこでようやく3人目はメモの要求に応じ、目的を果たすことに成功したのです。
もちろんその間に、最初の2人はとっとと警察へ通報しています。
駆けつけた警察は10分もせずにタクシーに乗ったリッチーを見つけ、御用となりました。
めでたし、めでたし。
無事に現金も取り戻したらしいですが、果たして窓口の女性の機転が利いたのか、強盗が抜けていたのかは微妙なところです。
ちなみにこのゴードン・リッチーですが、記録によると2005年末から7度目の逮捕になるそうです。
何事にも懲りないタイプのようです。
Tampabays10.com | Tampa, St. Petersburg, Clearwater | Deputies nab bank robber in ten minutesより