F1第13戦ベルギーGPは7日、スパフランコルシャン・サーキットで決勝が行われた。レース終盤でマクラーレンのルイス・ハミルトン(英国)と首位争いを繰り広げたフェラーリのキミ・ライコネン(フィンランド)は、壁に当たって痛恨のリタイアとなった。一方、ハミルトンはトップでゴールしたがレース後の審議で、走行違反があったとして25秒のタイム加算処分を受けて3位に後退した。

ハミルトンがライコネンを抜く際にシケインをショートカット。一度はライコネンに順位を譲ったハミルトンが、直後にライコネンを抜きなおしにかかった行為について、ライコネンは「ハミルトンの操作はルール違反だ。彼は一度右に進路を取った後、左に進んだ。ルールでは、一度取った進路は変更できないことになっている」と厳しい表情でコメントしている。

また、今回のリタイアでタイトル争いが厳しくなり、マッサのサポートに回る可能性についてライコネンは「俺が決断することではない。状況を見守らなければならないが、今後も勝利を狙っていくつもりだ。状況に応じて彼のサポートをする」と語った。