【センバツ】城北、粘るも届かず。初出場の安房、甲子園初勝利!
第80回選抜高校野球大会は22日、阪神甲子園球場で13日間の熱戦の火ぶたを切る。21世紀枠、希望枠を含めた全36校が出場。
大会初日となる明日は、午前9時から開会式が行われ、駒大岩見沢(北海道)-成章(愛知、21世紀枠)、東北(宮城)-北大津(滋賀)、安房(千葉、21世紀枠)-城北(熊本)の1回戦3試合が行われた。

入場行進はコブクロの蕾にのって、前年度優勝校の常葉菊川を先頭に入場。開会式では、大会会長である北村社長(毎日新聞社)、渡海文部科学大臣、日本高等学校野球連盟・脇村会長が続けて挨拶。中京大中京(愛知)、主将・矢澤の選手宣誓によって熱戦の幕が開けた。

1回戦、第1試合の駒大岩見沢-成章は成章の攻撃で試合開始。試合は4回に成章が先制すると、その裏に駒大岩見沢が同点に追い付き、続く5回には逆転に成功。試合終盤となる8回に成章が2点をあげ、逆転に成功すると小川が気迫のピッチングで逃げ切り勝利。成章は6日目に行われる2回戦で、平安(京都)と対戦する。

第2試合は北大津(滋賀)と東北(宮城)の一戦。立ち上がりはハイペースな投手戦で試合が進む。4回に立花のタイムリーで先制点をあげた東北は、続く5回にも萩野がタイムリーで追加点。2-0と試合を優位に進める東北。北大津は7回に1点を返して迎えた8回、東北の守備のミスをつき同点に追い付くと、その説く後に橋本がタイムリーを放ち逆転に成功。そのまま北大津は東北の反撃を許さず、2回戦に駒を進めた。

第3試合は安房(千葉)と城北(熊本)の一戦。両校、堅実な守備で得点を許さず。8回に、改修工事で指摘されていた甲子園球場のカメラ席の段差に安房三塁手・佐藤が突っ込んでしまい、あわやの事態に。試合は一時中断したが、大事に至らず。佐藤が守備位置に着くと会場からは大きな拍手が。試合は9回表、安房・鹿嶋が均衡を破るタイムリースリーベースで先制すると、佐藤が転落の影響を微塵も感じさせないバッティングで追加点を上げる。2点を追いかける展開となった城北は、同点のランナーを塁に出すが、あと一歩及ばず、試合終了。安房はセンバツ初出場、甲子園初勝利。


【第1試合】駒大岩見沢(北海道) 2 - 3 成章(愛知、21世紀枠)
【第2試合】東北(宮城) 2 - 3 北大津(滋賀)
【第3試合】安房(千葉、21世紀枠) 2 - 0 城北(熊本)