■第8試合 ヘビー級/5分3R
ガブリエル・ナパォン・ゴンザガ(ブラジル) vs ファブリシオ・ベルドゥム(ブラジル)
×[2R4分43秒/TKO]○

セミファイナルのヘビー級ブラジリアン対決。シュートボクセの名参謀ハファエル・コルデイロを従えて登場したヴェルドゥムが、パンチを放ちながら前進するが、ここでナパォンがテイクダウンに成功する。ハーフガードを取ったナパォンは、ボディブロー、顔面にはエルボーを見舞っていく。もぐりからスイープを執拗に狙うヴェルドゥムを嫌がり、ナパォンはスタンドへ。ローキックでヴェルドゥムのバランスを崩すナパォン、ここからハイキックを狙うが、ヴェルドゥムは待ってましたとばかりにハイに合わせてテイクダウン。ハーフガードから、ヴェルドゥムは右エルボーを落とす。右でパンチを落とし、左はエルボーというヴェルドゥムに対し、ナパォンがヒザ十字を仕掛けたところで1Rが終了した。

前蹴りから、細かいパンチを放ちながらタックルを狙ったヴェルドゥム。ナパォンは、これを切ってスタンドキープ。ヒザ、ハイキックを見舞うナパォンだが、有効なのはローキック。腰高の構えのヴェルドゥムをテイクダウンしても、寝技にはいかない。ナパォンはスタンド勝負に賭けた模様。ここでヴェルドゥムの右ヒザがヒットし、試合の流れが変わる。パンチからヒザ狙いのヴェルドゥムが、ケージにナパォンを追い込んでいく。首相撲からパンチへつなげたヴェルドゥムが、バックへ回りヒザをついたナパォンにパンチ、エルボーを連打で叩き込む。動きが完全に止まったナパォン、ここでレフェリーが試合をストップ、ヴェルドゥムが2R4分43秒TKOで勝利を収めた。

「英語が話せなくて申し訳ない。ナパァオンはタフだったけど、シュートボクセで毎日タフな練習してきた」とヴェルドゥム、11月に長女を授かったばかりの彼は揺りかごポーズで喜びを表した。

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