宇宙空間でNadezhda(希望)と名付けられたロシアのゴキブリが誕生したことがヴォロネジの科学者によって報告されました。地球に帰還したロケットから宇宙空間の微少重力下で生まれた33匹のゴキブリを受け取ったそうです。

科学者によると宇宙がゴキブリに影響を与えた可能性があるとのこと。

詳細は以下から。Russian cockroach gives birth after conceiving in space The Daily Telegraph

RIA Novosti - Science & Technologies - Russian scientists excited about pregnant cockroaches

これは2007年9月14日から26日にかけて生物医学研究所(IBMP)が行った、宇宙飛行によってどのような影響があるか調べる実験のひとつで、ビデオカメラをとりつけた特別なコンテナに生物を入れて観察がされました。

ゴキブリは生まれてすぐに元気よく食事をしはじめたのですが、微少重力によって背中の外殻に影響が出た可能性があるそうです。科学者によるとゴキブリは生まれてすぐのときは背中の外殻が透明で徐々に茶色へと変化していくのですが、宇宙ゴキブリは普通より早く色が変わっているとのこと。しかし、宇宙ゴキブリの第2世代を観察してみないと最終的な結論は出せないようです。

また、実験によると無重力状態ではゴキブリの運動能力が落ちて動きが遅くなり、疲労しやすくなるという結果が出ました。尚、地球に戻ったゴキブリは驚異的な早さで運動能力が戻ったそうです。

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