沖縄人歌手Cocco、写真展を開催

　昨年2月、5年ぶりとなるシングル「音速パンチ」で活動を再開したCocco。同年4月から一年間を掛けて毎日新聞で連載されたエッセー「想い事。」が今年8月、地元沖縄での撮り下ろし写真と共に単行本化されて発売。彼女の数多くの祈りと想いが描かれた同作は、単行本としては異例となる5万部を突破するベストセラーとなった。

　「想い事。」の出版を記念して、11月21日から12月3日まで東京・ペンタックスフォーラムにて、カラー作品約130点で構成される写真展を入場無料で開催。11月25日には、30組60名を招いての「Coccoアコースティック・ミニライブ in ペンタックスフォーラム」を行う。応募方法は、GYOEN MARKETのサイトにて。

　開催初日となる11月21日には、9月には沖縄限定で発表したニューシングル「ジュゴンの見える丘」が日本全国で発売。また、Zepp Nagoyaを皮切りに、全国17ヶ所18公演のツアーがスタートする。最終公演は、2008年1月9日と10日の2日間に渡り東京・日本武道館で行い、最終日の10日はアコースティック・スペシャルナイトとなる。

■Coccoコメント
“押せば写る”そう聞いたのが“写真”というものだったけど
ふん。なにも映りゃしなかった。
眩しさ、美しさ、風、流れ、その奥。この目に映るもの。
この肝（ちむ）が震えて小さく叫ぶ瞬間。
レンズの向こうのそれと向き合うこと。
ああそうだ。レンズの向こうに私が見える。
真っ直ぐ向き合えば、“映る”。

高校生の頃、美術室の隅っこにあった暗室にこもって
フイルムを現像しては写真を焼いた。
お金がなかったから備品を拝借してうはうは。
なにかが写ってることがただ嬉しかった。
記憶したいことが山ほどあった。
ひたすらに“今”を刻みたかった。

あれから10年以上経って
私は今、レンズの向こうに未来を見てる。
昨日より今日を、今日より明日を。夢見てる。

白黒フイルムで撮ってきた私が
今回はカラーフイルムで挑んだ。
見たものをそのまんま。色とりどりにそのまんま。
沖縄の色は絶対だから。向き合った世界をそのまんま。

強く焦げつくような影に、光が、はあぁ、、眩しい。
でもやさしいよ沖縄。
私、あなたを愛してるのね。

沖縄人歌手こっこ。

Cocco 写真展「想い事。」
日程：11月21日(水)〜12月3日(月)　10:30〜18:30（火曜定休、最終日16:00終了）
会場：ペンタックスフォーラム（新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル中地下1階 ペンタックススクエア内）
入場料：無料

「Coccoアコースティック・ミニライブ in ペンタックスフォーラム」
日程：11月25日(日)　13:30開場／14:00開演
会場：ペンタックスフォーラム
入場料：無料（抽選で30組60名を招待）

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