「演じているときは、女の子の気持ちになった」と語る徳山秀典

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戦隊ヒーロー役で人気がある、徳山秀典(仮面ライダーカブト)と齋藤ヤスカ(轟轟戦隊ボウケンジャー)が初共演した「愛の言霊」が10月27日(土)より、渋谷Q-AXシネマにてレイトショーされる。
この原作は、紺野けい子のボーイズラブを描いたコミック「愛の言霊」。高校を卒業後、ずっと好きだった相手と恋人同士(徳山秀典と齋藤ヤスカ)となった2人の恋人関係を通して、ボーイズラブの真髄を描いた話題作だ。
その完成披露試写会が10月6日、東京のサイエンスホールでおこなわれ、主役の2人と金田敬監督が舞台に立った。

徳山秀典は、「最初に話を頂いたときには、会社のスタッフが色々と考えていたようだが、僕は役者として同性愛といったテーマは演じがいがあるのではないかと思い、是非やりたかった。演じているときは、女の子の気持ちになった。」

齋藤ヤスカは、「最初、ボーイズラブの作品だと聞いて、描写がどうなるのか、どこまで濃く描かれるのか気になるところがあったが、特別な恋の形ではなく、ただ僕らの恋の形では相手が男だったということ。役者をやっていて、悪役を演じてみたいと思うように、男の人を好きになる役も、是非、やらせて欲しかった。」

金田敬監督は、「2人が芝居が出来る役者だったのでやり易かった。この作品をやる前は、BL(ボーイズラブ)とは、どういうものか分からなくて、台本を見てビックリした。2人に会うまではどのように演出したらいいのか分からなかったが、オールキャストで行った読み合わせで、徳山君が回想を読む最初のシーンで自然な形でナレーションを読み、2人がBLというものを意識せずに、普通の青春映画をやるようなスタンスで、この作品に入ってくれた。そこで、僕もこれでいいんだとプランが見えてきた。」

完成した映画を見た感想について、
徳山は、「原作のコミックが、高校時代からの長いスパンの物語なので、それをどこまで表現できたかを考えて見たが、美しい作品になっていると思う。」

齋藤は、「テレながら見ていたのですが、すごく微笑ましい作品になったと思う。」

金田監督は、「脚本がよく書かれており、日常を淡々と描かれており、これは映画的で面白い作品と思う」と語った。

徳山と齋藤がボーイズラブ作品をどのように演じたのか、映画館で楽しんで欲しい。

監 督:金田敬
原 作:紺野けい子「愛の言霊」(フロンティアワークス刊)
出 演:徳山秀典、齋藤ヤスカ、松岡璃奈子、加々美正史、大蔵淳子、岩田有以、酒井健太郎 ほか
配 給:プランニング
公式サイト:http://aikoto.com/
10月27日(土)より、渋谷Q-AXシネマにてレイトショー