最後はあっけない幕切れ、もっと続きが見たい緊張感のあるファイトだった

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9月19日(土・現地時間)、米国ネヴァダ州ラスベガスのパームス・ホテルに隣接するザ・パールで行なわれたUFCファイトナイト11。

前回のUFC75ロンドン大会が、スパイクTVでディレイ中継が高視聴率を上げ、広告収入が大いに利益をあげるなど、勢いを維持するズッファ。今大会も地味目のラインナップだが、会場にはほぼ満員の観客が詰めかけた。ライブ中継中には、LAのスタジオと回線を結び、22日のUFC76に出場するチャック・リデル、フォレスト・グリフィンのインタビューも場内に流れると、会場のファンも大満足。また、ライブ中継が終了すると、TUFシーズン6のプレミアム中継がスタートするなど、歯車がしっかり噛み合った印象をより強くしている。

残念ながら、日本から出場した弘中邦佳はチアゴ・アウベスにTKO負け。PRIDEの活動再開がままならない今、UFCに照準を合わす日本人ファイターは増える一方、その人気が高くなれば高くなるほど、出場選手の質が向上し、試合内容に激しさが増す。つまり、日本人選手にとって厳しい闘いが増えることが予想される。

また、メインイベントでは、ライト級王座挑戦権を賭けた一戦、ケニー・フロリアン vs ディン・トーマスが行われた。試合は、フロリアンがチョークで一本勝ち。サブミッション、TKO、サブミッションと3連勝を記録し、昨年11月に取り逃したライト級のベルトへ、再接近しようとしている。以下、全試合レポートへ。

UFC FIGHT NIGHT 11:全試合結果


第9試合 ライト級/5分3R
○ケニー・フロリアン
(アメリカ)
1R4分31秒
チョークスリーパー
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ディン・トーマス×
(アメリカ)
第8試合 ミドル級/5分3R
○クリス・レーベン
(アメリカ)
3R3分56秒
KO
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テリー・マーティン×
(アメリカ)
第7試合 ライト級/5分3R
○ネイト・ディアズ
(アメリカ)
1R4分10秒
ギロチンチョーク
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ジュニオール・アスンソン×
(アメリカ)
第6試合 ミドル級/5分3R
○ネイト・クォーリー
(アメリカ)
3R44秒
KO
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ピート・セル×
(アメリカ)
第5試合 ウェルター級/5分3R
○ルーク・クモ
(アメリカ)
1R1分45秒
TKO
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エジベウト・クロコタ×
(ブラジル)
第4試合 ライト級/5分3R
○コール・ミラー
(アメリカ)
3R終了
判定
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レオナルド・ガルシア×
(アメリカ)
第3試合 ライト級/5分3R
×ジョー・フェレス
(アメリカ)
1R9秒
KO
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グレイ・メイナード○
(アメリカ)
第2試合 ウェルター級/5分3R
×弘中邦佳
(日本/アカデミアAz)
2R4分4秒
TKO
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チアゴ・アウベス○
(ブラジル)
第1試合 ウェルター級/5分3R
○ダスティン・ハザレー
(アメリカ)
1R1分14秒
アームバー
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ジョナサン・グーレイ×
(カナダ)