16日、KDDIから春商戦に投入されたワンセグ対応端末新機種。(撮影:吉川忠行)

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KDDI<9433>と沖縄セルラー電話<9436>は16日、au携帯端末の春商戦モデル10機種を発表した。1月下旬から順次発売する。

 新ラインナップのうちワンセグ対応端末は7機種。同日東京都港区の東京プリンスホテル・パークタワーで開いた新製品発表会で、KDDIの小野寺正社長は「音楽に次いで映像にもこだわる。クリアな画像と音声を提供するとともに、放送局とのコラボレーションも進めている」と話し、“一歩先”のサービスで顧客満足度を向上させる方針を示した。

 今回の目玉となる商品は、日本で初めて26万色の有機EL液晶をメインディスプレイに採用した「MEDIA SKIN(メディアスキン)」(京セラ製)。画面サイズはQVGA(320×240ピクセル)、1万対1の高コントラストで、明るい場所でも従来より画面が見やすくなったほか、有機ELの特徴である“薄さ”を生かして、13mmのコンパクトボディに収めた。また、高視野角化と高輝度で、見る角度によって色の変化が少ないIPS液晶を「W51CA」(カシオ計算機製)「W51SA」(三洋電機製)「W51H」(日立製作所製)3機種で搭載した。

 音楽サービス「LISMO」では、歌詞の一部から楽曲を探す「歌詞検索」やキーワードを入力して関連した楽曲を探す「あいまい検索」などの機能を2月上旬から追加すると発表した。【了】

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