流通経済大時代から世代別代表で活躍したDF比嘉祐介

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　東京ヴェルディは14日、DF比嘉祐介(29)が18シーズン限りで現役を引退すると発表した。

　沖縄県出身の比嘉は、流通経済大学付属柏高に越境入学。流通経済大に進学し、アマチュアサッカー界で名を馳せた。ロンドン五輪代表世代で、本大会では予備登録メンバーに甘んじたが、卒業後は横浜F・マリノスに鳴り物入りで入団した。

　しかしプロの壁は厚く、14年に京都にレンタル移籍。その後、千葉でのプレーを経て、18年は東京Vに在籍。しかしリーグ戦の出場はなく、オフに契約満了となっていた。

　J1出場は通算2試合、J2は通算35試合。カップ戦は10試合。天皇杯は流通経済大時代も含めて11試合出場だった。

　陽気な性格、愛されキャラで知られ、横浜FM時代のチームメイトだったMF中村俊輔と大の仲良しだったことは有名。比嘉が京都にレンタル移籍する際に、「最悪、自腹で買い戻す」と発言したほどだった。

　インターネット上ではファンから厳しい意見が投げかけられる選手で、『GA-HI-』や『比嘉さん』の呼称で賑わせることもあった。それも愛されキャラ所以。比嘉もクラブを通じ、「スタジアムで見かけたら『GA-HI-』でも『比嘉さん』でもいいので、声を掛けてくれたら嬉しいです」と呼びかける。

「サッカーを始めてちょうど20年くらいですが、生活からサッカーが離れることはこの20年間なかったので不安もありますが、これからの第二の人生が長いので頑張って行きたいと思います」

　最後に比嘉は、「あっ、しゅんさん(中村俊輔選手)いつ引退するか分からないですけど、絶対呼んでね!応援しています!」と付け加えた。