川内優輝【写真:Getty Images】

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海外からも注目を集める川内、今度は米音楽メディアが異例の特集

 男子マラソン川内優輝(埼玉県庁)は伝統のボストンマラソン(米ボストン)で2時間15分58秒のタイムで優勝。日本人として瀬古利彦以来、31年ぶりの快挙を果たした。海外メディアからも称賛を集め、プロ転向表明も話題になるなど、今や時の人となった“公務員ランナー”。今度はなんと米の音楽専門メディアにも登場している。

 寒さに雨、さらに強風という最悪のコンディションを跳ね返しボストン・マラソンで頂点に立った川内に、米のエンタメ界も熱視線を送っている。

 川内が登場した「Loudwire」は主にハードロックやヘヴィメタルなどをカバーする米国の音楽専門メディア。ここで日本人アスリートの特集が組まれるのは異例だろう。

 同メディアは「ボストン・マラソンの覇者はベビーメタルとX JAPANを愛する」とタイトルをつけ、川内が愛するロックバンドにスポットライトを浴びせている。

「揺るぎないプレイリストは、いい仕事をする上でキーとなる要素にもなってくる。豪雨の中で”反撃への道”をひた走ったカワウチだが、それは“ベビーメタル”と“X JAPAN”なしでは成し得なかったことかもしれない」

川内の勝負曲はX JAPANの「サイレント・ジェラシー」

 記事では、川内が日本が世界に誇る2組のロックバンドから、マラソンへのエネルギーを得ているだろうとし、マラソン後の記者会見で川内が発した“勝負曲”に関するコメントにも言及している。

「僕はX JAPANの歌が本当に好きなんです。特に『サイレント・ジェラシー』が。ですが、最近はベビーメタルもよく聴いています」

 そして記事では「どちらのアーティストも、強烈なライブで注目を集めるスペクタクルな存在だ」と紹介している。

 公務員という異色の肩書が海外でも話題となっている川内。今度はその趣味までが興味の対象に。世界的なスターへの階段を上っているのかもしれない。(THE ANSWER編集部)