プリッツの気持ち 2017

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11月11日は日本記念日協会の認定を受けた「ポッキー&プリッツの日」となっている。しかし、この日は妹分のポッキーばかりが世間の注目を集めるため、先輩のプリッツにとっては一年で一番つらい日。昨年はその不満が爆発し、特設サイトを立ち上げて愚痴や思いの丈を赤裸々に告白した。今年もプリッツは、11月11日に起こる悲劇を「プリッツの気持ち」に綴っている。

プリッツは、「ポッキー&プリッツの日」を前にしたある日、グリコ本社から呼び出される。昨年の告白の中にグリコ批判とも取れる過激な発言があったことから、プリッツは「終売」も覚悟して面談に臨む。ところが、担当者は「グリコとしても、“ポッキーのほうに力を入れていた”と捉えられても仕方ない点が多々あった」と謝罪。さらに、「プリッツも手に取ってもらえるようサポートを」と協力の申し出。しかし、「プリッツ史上最高の売り上げを叩き出す」という担当者の秘策は、商品名を「ポッキーじゃないほう」に改名し、パッケージも変える渾身のリニューアルを行い、ポッキーに擬態するというものだった。

ポッキーじゃないほう」パッケージの提案に、ふつふつと怒りが湧き上がってくるプリッツ。全力でサポートすると言いつつ、結局盛り上げたいのはポッキーのほうではないのか。自分なりに長年がんばってきたプライドもあると、プリッツが提案を断って会議室を出ていこうとしたその時。「いま、全国の“じゃないほう”に勇気を与えられるのは、プリッツさんだけだと思うんです」--この言葉に心を打たれたプリッツは、うっかり提案を受け入れてしまった。

一度は「ポッキーじゃないほう」になる決意をしたプリッツだったが、その何とも言えないダサさと、全国の”じゃないほう”の希望になるほどの存在でもないことに気づき、思い悩んだ結果、面識のある叶姉妹に相談。妹の美香には「グッドルッキング」と褒められるも、神々しい姉の恭子からは「あなたはそれでいいの?」と指摘される。さらに、「あなたの名は?」と何度も問いかけられ、「プリッツです!!」と答えることで、プリッツはようやく自分を取り戻す。

再びプリッツの名で正々堂々勝負することを決意したプリッツ。「ポッキーじゃないほう」パッケージを撤回するため担当者のもとへ急ぐが、時既に遅し。すでに工場は動いており、パッケージは完成していた。後戻りができなくなった「ポッキーじゃないほう」パッケージは、11月11日11時11分に全国11カ所に登場するようだ。

<全国 11ヶ所>北海道:札幌大通り公園仙台:仙台駅前 仙台中央通り東京:渋谷マークシティ前/モヤイ像前、JR 秋葉原駅改札内イベントスペース、新宿駅西口/南口名古屋:栄交差点付近大阪:梅田 HEP NAVIO 前、御堂筋周防町交差点香川:高松 丸亀町グリーン広島:本通交差点近辺福岡:天神 天神バスセンター近辺

「プリッツの気持ち 2017」特設サイト