舞台版「アンフェア」で主演を務める篠田麻里子

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 秦建日子のベストセラー小説「アンフェアな月」が、篠田麻里子主演で舞台化されることが決定した。「アンフェアな月」は、劇場版も制作された篠原涼子主演のテレビドラマ「アンフェア」の原作である、小説「推理小説」から始まる“刑事・雪平夏見シリーズ”の2作目。なお同シリーズ自体、舞台化されることは今回が初だという。

 主人公の雪平夏見は、捜査一課でトップの検挙率を誇る、バツイチで男勝り、そのうえ酒豪で「無駄に美人」と揶揄されているワーカホリックな女性刑事。今回の舞台「アンフェアな月」では、生後3か月の赤ん坊が行方不明となる“誘拐事件”が展開する。座長を務める篠田は、「女性に生まれ、人として、女として、母として、警察組織の一人として生きていく葛藤が描かれる雪平夏見の強烈な魅力を表現できたらと、今からとてもワクワクしています」と意気込み。

 また篠田版雪平の相棒となる安藤刑事役には染谷俊之が決定。彼は「“アンフェア”というとても人気のある作品に携わることができ、とても嬉しく思います。舞台ならではのアンフェアをみなさんにお届けして、原作ファンの方も、初めて観られる方も楽しんで頂けるような作品を、キャスト・スタッフ力を合わせて作りあげていきたいと思います」と語っている。

 そのほかにも雪平の元夫・佐藤和夫役で中村優一、雪平のライバルの林堂航役で岡田達也、誘拐の被害者に付きまとう隣人・日野雅紀役で和田琢磨、元テレビディレクターのジャーナリスト・沢木和生役で堤下敦(インパルス)、捜査一課長・山路徹夫役で飯田基祐が出演する。演出は、ミュージカル「忍たま乱太郎」シリーズや「ふしぎ遊戯」などのアニメ・ゲーム原作の舞台を多数の脚本・演出している菅野臣太朗が担当する。(編集部・井本早紀)

「〜刑事・雪平夏見シリーズ〜 舞台『アンフェアな月』」は、2018年2月22日〜3月4日に天王洲・銀河劇場で上演