吉岡里帆&永野芽郁、“あざとい”新世代女優に高須院長「完璧にやれば芸達者」
『ブレイク新世代女優』として人気を博し、話題のCMやドラマに引っ張りだこの女優・吉岡里帆(24)。
「彼女にしたい!」「同じ会社や学校にいたら即ホレる」など、男性からの好感度は高い一方で、女性からは「特徴がない」「憧れない」「男ウケだけは良さそう」などと評されるなど、同性からの支持はあまり高くない様子だ。
また、深田恭子、多部未華子ら人気女優たちと共演したCMで注目され、来年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロインにも決定した永野芽郁(17)も美人タイプではないが、可憐さと透明感はピカイチで現在人気が急上昇中。
しかし、バラエティー番組での永野の振る舞いを見た女性からは、「作り天然」「あざとい」との評価も。
果たして、この2人の新世代女優がブレイクできた理由はどこにあるのか? 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。
――ここ最近、菅田将暉さんや高畑充希さんなど若手俳優の活躍が目覚ましいですが、今年ブレイクした若手女優というと吉岡里帆さんと永野芽郁さん2人の名前が上がります。このおふたりに対しての第一印象はいかがでしょうか?
高須「うん、美女じゃない!」
――はっきり来ましたね! 女優といえば美人がする仕事の代名詞ですが……。
高須「絶世の美女じゃない、けど、だから売れるのがわかるかな。きれいすぎて非の打ち所がないゆえに、売れないって人も芸能界には多くいるし」
――なるほど。ということは一般受けしやすいタイプということでしょうか?
高須「そうです。とんがったメイクもおしゃれもしてないし、まだ若いから反応が初々しい。この身近な感じは男性にウケるでしょう。AKB方式と同じだね」
――確かに、吉岡さんは早くも『彼女にしたい女優』ナンバーワンも狙えそうなほど、男性ウケは群を抜いてます。しかし女性票はあまり得られてはいないようで、吉岡里帆に憧れる! という女性は少ないんです。
高須「でしょうね。女性芸人みたいにブス売りもしない、叶姉妹みたいに美に走ってない、こういったハンパな雰囲気って女性に嫌われるよ。だいたい、女性は自分に近そうなレベルの人がうまくいくと嫉妬するの! “こんなのでいいなら私でもいいじゃん!”みたいなね」
――そうなんですね。では親しみやすさの代名詞である『庶民派』女優は、同性からの人気は出にくいのでしょうか?
高須「そりゃあそうだよ! 隣にいそうな女がチヤホヤされてるんだもん。穏やかな気持ちじゃいられないでしょう。だいたい男が絡むと女の気持ちは乱れるものですよ」
――しかし、身近にいそうと言われても、吉岡さんは水着グラビアをやっていたり、ドラマで小悪魔役を好演していたことなどから、女性からは「表情や仕草があざとい」と言われることも多く、下積みエピソードを強調するなど、意外と策士なのではないかという意見もあります。
高須「ズバリ自信はあるでしょうね! “私は美人!”とまでは思っていなくとも、現場や世間からの自分への称賛から、これはウケてるなと徐々に自信がついてきたのでしょう。だから場を読む能力が高いのかもね」
――なるほど〜。学ぶ力があるということですね!
高須「ちなみに、アダルトビデオも超美人より、ちょいブスな素人っぽい子のものが売れます。なので、顔が普通っぽくってスタイルや仕草がイイ、これはモテるよ!」
――美醜というよりモテタイプなんですね! ところで吉岡さんの顔は下がり眉も特徴なんですが、院長的にここは男ウケがいいだろうなと思われる顔のポイントはありますか?
高須「作り笑顔っぽくない、はにかみ笑顔と初々しさかな。もちろん下がり眉ゆえの困った顔も、初々しい雰囲気があって戸惑ってるように見えやすいので、それもポイントだね。とにかく日本男子はハリウッド女優のようなバ〜ン! ド〜ン! とした振る舞いより、もじもじ感のある子が好きだからねぇ……」
――確かに、今までの『お嫁さんにしたい女優』もそんな感じの方が大多数ですね!
高須「でしょ? アレは『トップ・オブ・もじもじ演技』の上手い女優ランキングだよ(笑)」
――ところで、もう1人のブレイク女優である永野さんは、バラエティー番組に出演した際、芸人のギャグを披露するも、逆に「天然キャラを演じているようであざとい」とネットでアンチ意見が続出しました。院長は女性芸能人の天然キャラをどう思いますか?
高須「天然キャラもあざといキャラも、完璧にやったらそれはそれで芸達者だよね。でも、日本で活動する限り、『無知の可愛さ』を支持する層がいるし、だからそうやって売ろうとする事務所が後を絶たない。これが現状だろうね」
――確かに、一般女性にも『なんちゃって天然』で支持されようとする人はいっぱいいますね!
高須「だから、天然やバカのふりができる賢い人は残るし、逆にわかったふりをしてるバカは消えちゃうもの。なので吉岡さんも永野さんも、ここから先芸能界に残ったら、実は賢くて、演技で天然キャラやかわい子ぶってるってことかもよ!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)。最新刊は『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)
高須クリニック http://www.takasu.co.jp/