夜の金森赤レンガ倉庫群。次に向かうのは……

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函館に来たら、やっぱり見て欲しいのが「夜景」。函館山から見る、左右を海に挟まれたアーチ状の街並みはきっと旅の良い思い出になるはず。函館山へはロープウェイで行くのが一般的ですが、夏期の夜22時以降はマイカーでも行くことができるんですよ。今回は、金森赤レンガ倉庫を出発して、教会や歴史的建造物のライトアップ(日没〜夜22時ごろ)を楽しんだあと、夜22時から函館山へ向かうナイトドライブを紹介しますね!

【写真を見る】「MOSSTREES(モストゥリー)」/夜メニューの「チーズハンバーグ(サラダ・ライス付)」

■ 20:30スタート>まずはベイエリアの金森赤レンガ倉庫へ

昼は人気のショッピングスポットとしてにぎわう金森赤レンガ倉庫群。夜は海に揺らめく明かりと光に縁取られた重厚な建物が、とてもロマンティック。景色を遠景で楽しむなら、海をはさんだ向かい側にある「東浜桟橋」から、近くから見るなら建物の手前にある「七財橋」がおすすめ。

■住所:函館市末広町14-12 ■電話:0138・27・5530 ■営業時間:9:30〜19:00(季節により延長あり) ■休み:店舗により異なる

■ 20:35>モスグリーンのレトロな建物「MOSSTREES(モストゥリー)」でディナー

昔は海産商街といわれていた一角に立つ元船具店を再利用したカフェレストラン。夜メニューのおすすめは「チーズハンバーグ(サラダ・ライス付)」1180円。赤身と脂身のバランスを考えて挽いてもらった道産の挽き肉を使い、ふっくらと焼き上げたジューシーなハンバーグですよ。

■住所:函館市大町9-15 ■電話:0138・27・0079 ■時間:11:45〜14:30(LO14:00)、17:30〜24:00(LO23:00)、土曜・日曜11:45〜24:00(LO23:00) ■休み:月曜 ■席数:30席(喫煙可)

■ 21:40>元銀行だった建物を再利用した「函館市文学館」へ

1921(大正10)年に第一銀行函館支店として建設された建物を利用し、館内では石川啄木を中心に亀井勝一郎や佐藤泰志など、函館にゆかりのある作家たちの貴重な資料を展示しています。

■住所:函館市末広町22-5 ■電話:0138・22・9014 ■時間:9:00〜19:00(11〜3月は〜17:00) ■休み:不定 ■料金:大人300円

■ 21:45>函館港の夜景がキレイな人気スポット「八幡坂」

江戸時代、坂の上に函館八幡宮があったことが名前の由来。坂の上から見下ろすと、1988(昭和63)年まで青函航路で活躍した摩周丸の姿が見え、その右奥には五稜郭タワーも。絶好のロケーションから映画やCMにもたびたび登場していて、この景色を見たら函館だと分かる人も多いんです。

■住所:函館市元町・末広町 ■電話:0138・27・3333(函館市元町観光案内所) 

■ 21:50>夜は威風堂々とした雰囲気が漂う「旧函館区公会堂」

1907(明治40)年の大火で焼失した町会所に替わる施設として、1910(明治43)年に竣工。コロニアル様式を取り入れ、建物が左右対称になっているのが特徴で、国の重要文化財の指定を受けています。さわやかな印象の建物ですが、夜は近くで見ると迫力があり、昼とは全然違う顔を見せてくれるんですよ。

■住所:函館市元町11-13 ■電話:0138・22・1001 ■時間:9:00〜19:00(11〜3月は〜17:00)、ハイカラ衣裳館は〜17:00(3月、11・12月は〜16:30) ■休み:9〜4月は月1回不定、ハイカラ衣裳館は12月下旬〜2月下旬まで冬期休業 ■料金:大人300円、ハイカラ衣裳館はドレス1着1000円(20分)、ヘアメイク1000円

■ 21:55>ディテールが美しい白亜の教会「函館ハリストス正教会」へ

ロシア風ビザンチン様式の壮麗な姿が暗闇に浮かび、その美しさに圧倒されます。現存する中では日本で一番古い歴史を持つハリストス正教会で、国の重要文化財にも指定。現在の建物は1916(大正5)年に再建されたもので、地元では礼拝前に鳴らす鐘の音から「ガンガン寺」と呼ばれているんですよ。

■住所:函館市元町3-13 ■電話:0138・27・3333(函館市元町観光案内所) ■時間:10:00〜17:00(土曜〜16:00、日曜13:00〜16:00) ■休み:日曜午前中と教会行事の場合は見学不可、12月下旬〜3月中旬は冬期休館 ■料金:拝観献金200円

■ 22:00から函館山山頂展望台を目指して出発!

この時間、展望台の屋内施設は営業していないので、屋外展望台へは山頂駐車場から直行しましょう。闇に浮かぶ幻想的な光は、旅の疲れを癒しホッと和ませてくれるはず。22時以降は見学客も少ないので、のびのびと夜景観賞を楽しめるのが魅力ですよ。山頂は地上より気温が低いので、上着を1枚持参していくのがオススメ。

■住所:函館市函館山 ■電話:0138・27・3333(函館市元町観光案内所) ※函館山登山道のマイカー通行禁止時間:4月下旬〜9月下旬の17:00〜22:00、10月上旬〜11月上旬の16:00〜21:00。冬期は全面通行禁止

マイカーで函館山に行けるのは夏の間だけ。車でのんびり、函館の夜景ドライブを楽しんでみてはいかが?

【北海道ウォーカー編集部】