ビートたけし「42年間家に帰ったことがない」どこまでホント?
ビートたけしが都内で行われた演歌歌手・金田知子(年齢非公表)の新曲「思い出のシエナ」の発表会に、応援団として駆けつけた。
金田の夫は、たけしが監督した映画『アウトレイジ ビヨンド』に出演した金田時男氏で、本職は実業家。たけしと金田夫婦とは15年以上の付き合いがあり、たけしは「2人(夫婦)には税務署に申告しない程度におごってもらった。だから恩返ししないと」と、応援を買って出たという。たけしの義理がたい一面が見えた。
かと思えば、たけしは金田に「NHK(紅白)に出るならまた、志村けんと前座でコントをやる。出さなかったらNHKの周りをぐるぐる『金田を出せー』って、街宣車で回ってやる」と、言いたい放題で会場を沸かせた。
曲の内容は、ケンカして飛び出したものの思い直して愛する人の元へ戻るというもの。そのためか、たけしは自身の夫婦関係について、珍しく真面目に語った。
「俺もあんまり人のことは言えない。世間は不倫で騒いでいるけど、誰も俺のことを言ってくれない。俺は42年間家に帰ったことがない。物事っていうのは飛び抜ければ何も問題ない。中途半端にやるからよくないんだ」
実は、この日、たけしが囲み取材を受けるのは久々。なので、ちょっとプライベートのことも突っ込んで聞いてみたら、なんと家に帰れない理由が明かされた。
――金田夫婦を、自宅に招いてお酒を飲むと仰いましたが、どこのご自宅ですか?
「いろんな自宅があんだよ(笑)。詳しく言っちゃうとマスコミが押しかけるんで、転々としてますから(笑)」
――愛するところに帰って行くという歌ですが、いかがですか?
「うちに帰りたいんですけど、鍵がないんです。半径500メートル以内は立ち入り禁止になっていまして、警察が出動することになっている」
――本当ですか?
「本当に悲しい性でございます」
なぜか、言葉遣いまで変わってきた。
――鍵をもらえば、いいじゃないですか?
「えー、毎月変わるんです。指紋認証とか、いろいろありまして、大変なんです」
と、最後はやっぱり、冗談とも、本気ともわからないたけし節で煙に巻かれてしまった。
(写真・文/芸能レポーター川内天子)