「娘さんを下さい!」はNG!? 親世代とプロが教える「正しい結婚挨拶」

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結婚の挨拶、緊張しますよね。身だしなみや礼儀作法もさることながら、一体どんな言葉で両親に挨拶したらいいのでしょう。親世代の意見と、マナー講師の松本繁美先生に詳しく教えてもらいました。

<目次>
■親世代に聞く! 好印象な結婚挨拶の言葉
●彼女の親への好印象な挨拶
●彼氏の親への好印象な挨拶
■親世代に聞く! 絶対にNGな結婚挨拶の言葉
●彼女の親へのNGな結婚挨拶
●彼氏の親へのNGな結婚挨拶
■マナー講師が教える! 失敗しない結婚挨拶の言葉
●結婚挨拶でうかがう際の言葉
●彼氏の親への結婚挨拶の言葉
●妊娠している際の結婚挨拶の言葉
●再婚の場合の結婚挨拶の言葉
●結婚挨拶でおいとまする際の言葉
■まとめ

■親世代に聞く! 好印象な結婚挨拶の言葉

結婚挨拶で一番気になるのは、もちろん親の反応ですよね。成人した子どものいる親たちに、結婚の際の挨拶としてどんな言葉が好印象なのか、聞いてみました。男性、女性別に紹介してみます。

●彼女の親への好印象な挨拶

男性から、彼女の両親への結婚の挨拶としては、どんな言葉がいいのでしょうか。アンケートで意見が多く挙がったものを紹介します。どうしてその挨拶が好印象なのか理由も一緒に聞いたので必見ですよ。

<お嬢さんと結婚させてください>

・「『お嬢さんと結婚させてください』。誠実な感じなら特に普通の挨拶で問題ないと考えている。娘を粗末に扱うことがなければそれでよい」(47歳男性/不動産/事務系専門職)

・「『お嬢さんと結婚させてください』。率直でよい」(68歳女性/その他/その他)

シンプルな言葉がいいのかもしれませんね。実際には、その言葉からどれだけ気持ちが伝わってくるかということが重要なのかも。

<お嬢さんを幸せにします>

・「『お嬢さんを幸せにします。結婚させてください』が一番いい。ストレートで素直な気持ちがわかる」(48歳女性/その他/その他)

・「『絶対に幸せにしますので結婚させてください』。安心感があるから」(55歳男性/医療・福祉/専門職)

どの親でも、娘には幸せになってほしいと思っているものですよね。幸せにするという男性からの言葉で安心できるのではないでしょうか。

<お嬢さんを大事にします>

・「『お嬢さんを大事にします』。『二人で頑張って生活していきます』」(64歳女性/その他/その他)

・「『彼女を一生大事にします』。人一人の人生を任せるわけだから、決意を述べてほしいい」(68歳男性/金属・鉄鋼・化学/経営・コンサルタント系)

今まで大事に育ててきた娘をかわりに大事にしてくれるということになりますよね。結婚後の決意が伺える言葉で好印象なようです。

<二人で幸せな家庭を築きます>

・「『二人で幸せな家庭を築いていきたいと思っていますので、娘さんとの結婚をお許しください』。のように、”絶対に幸せにします”といった、この先どうなるかわからない約束を口にしない人のほうが誠実さを感じます」(54歳男性/情報・IT/技術職)

・「『幸せな家庭を二人で築き上げて行きます』」(63歳女性/その他/その他)

男性が一人で幸せにする、という言葉に逆に信用性が低くなるという親も。二人で協力という点で安心感があるのかもしれません。何かあったときも二人で乗り切ってくれそうですしね。

<二人で幸せになります>

・「『二人で幸せを育てていきたいと思います。どうか見守って下さい』」(55歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「『お嬢さんと共に幸せな人生を歩みたい』と、彼氏の包容力に期待する」(60歳男性/学校・教育関連/専門職)

自分たちで頑張るという決意が考えられるのではないでしょうか。幸せにするという言葉より二人で幸せになるという言葉のほうが現実味が感じられるのかも。

<娘さんをください>

・「『娘さんをください』。いくら修飾語を並べたくっても、娘が幸せになるかどうかは未知数なので、シンプルが良い」(64歳男性/その他/その他)

・「『娘さんをください』。でいいと思う」(64歳女性/小売店/販売職・サービス系)

どんな言葉を並べても先のことはわからないですよね。だったらシンプルに「娘さんをください」でいいのでは、という親もいるようです。

★彼女の親への好印象な挨拶まとめ

あまりくどくどといろんな言葉を並べるよりも、シンプルなもののほうがいいという人は多いようですね。その言葉にどれだけ思いを込められるか、伝わるかにかかっています。

●彼氏の親への好印象な挨拶

彼氏の両親へ彼女が挨拶をする場合、どんな言葉が好印象となるのでしょうか。引き続き成人した子供のいる親たちに聞いてみました。

<これからもよろしくお願いします>

・「『これからも末永くよろしくお願いいたします』」(55歳女性/その他/その他)

・「『これからよろしくお願いします』。家族になるので」(48歳男性/アパレル・繊維/事務系専門職)

これから、先のことを考えれば、よろしくお願いしますと、いったようなこれからの関係を思わせるものがいいのかもしれませんね。

<一緒に頑張ります>

・「『何もできませんが(息子)と一緒に頑張りたいのです』」(51歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「『一緒に頑張ります』。お互いに支えあっていきそうだから」(47歳女性/その他/販売職・サービス系)

一緒に頑張るという言葉からは、協調性が感じられるのではないでしょうか。お互いに支え合うのが夫婦ですから、理想的な言葉かも。

<結婚したいと思っています>

・「『結婚したいと思っています。よろしくお願いします』」(47歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「『○○さんと結婚したいと思っています。これからもよろしくお願いします』」(67歳男性/その他/その他)

単純に「結婚したい」というのもありのようですね。男性の両親への挨拶ですから、でしゃばり過ぎない程度がいいのかもしれません。

<お付き合いさせていただいております>

・「『○○さんとお付き合いさせていただいております。この度結婚のお話をいただきましてご両親にご挨拶にお伺いいたしました』」(52歳男性/印刷・紙パルプ/営業職)

・「『○○くんとお付き合いさせていただいてます△△です』。結婚の話は息子がするべきなので、彼女は自己紹介をしっかりしてほしい」(48歳女性/生保・損保/事務系専門職)

結婚に関しては、息子からという意見もあるようですね。彼女からは、きちんとした自己紹介が肝心ということのようです。

<一緒に暮らしたいと思っています>

・「『○○さんと一緒に暮らしたいと思います』。自分の意思を正直に伝えてほしい」(57歳男性/情報・IT/技術職)

・「『○○さんと一緒に暮らしていきたいと願っています。○○さんのお母さんと会えてうれしいです』。と言われてみたい」(58歳女性/その他/その他)

一緒に暮らすといったように、自分の気持ちを率直に聞きたいというのもあるようです。「会えてうれしい」といった言葉をつけると喜ばれるようですね。

<二人で力を合わせていきます>

・「『二人で、力を合わせて、明るい家庭を築いていきたいと思っています』」(70歳男性/その他/その他)

・「『二人で力をあわせて、幸せな家庭を築いていこうと思っています。よろしくお願いします』」(58歳女性/建設・土木/事務系専門職)

「二人で力を合わせる」というのは心強く感じるのかもしれませんね。幸せな家庭が想像できそうですよね。

★彼氏の親への好印象な挨拶まとめ

女性からの挨拶の場合、内容よりもしっかりと自己紹介、挨拶をしてほしいといった意見が多いようです。また、幸せにしてもらうといった受け身の姿勢ではなく、「二人で力を合わせて」「一緒に」幸せになる、といった意味の言葉の方が、安心してもらえそうです。

■親世代に聞く! 絶対にNGな結婚挨拶の言葉

成人した子どものいる親に、これは結婚の挨拶としてはふさわしくないという言葉を聞いてみました、男性から彼女の親へ、女性から彼氏の親へ、それぞれいくつかピックアップしてみました。うっかり口にしないようにしましょう。

●彼女の親へのNGな結婚挨拶

男性が女性の両親に結婚の挨拶をすることき、これはダメだと思われてしまう言葉があるようです。どんな言葉がNGなのでしょうか。

<結婚します>

・「『結婚します』。と言い切られる言い方は、嫌ですね」(48歳女性/食品・飲料/その他)

・「『結婚することになりました』。許可を求めず、すでに決まったこととして、報告のみでは勝手な気がします。反対はしないので、形式だけでも許可を求めてほしい」(58歳女性/建設・土木/事務系専門職)

形だけでも、親に許可を取ってほしいという気持ちが伝わってきますね。お伺いを立てる市井が肝心のようです。

<子どもができたので結婚します>

・「『子どもができたので結婚します』。あまりにも身勝手な感じがするので許せない」(65歳女性/その他/その他)

・「『子どもができたので結婚します』。いい加減だから」(55歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

「子どもができたので」というのは、結婚自体が子どもが要因のように感じられますよね。結婚と子どもは別にしたほうがいいかもしれません。

<自分たちで決めたので>

・「『自分たちが決めたから、いいでしょ』みたいな話し方」(56歳男性/小売店/その他)

・「『自分たちだけでやっていきますので、あれこれ口出しはいりません』」(62歳女性/その他/その他)

基本として、結婚はまず許可をとってから。というのがあるようです。勝手に決められた感じを出されると、祝福したかったものも、祝福したくなくなるのかも。

<娘さんをください>

・「『娘さんをください』。娘はモノじゃないし、父の所有物でもなく、つきなみな定型文で自分の考えがない印象が強く感じるためです」(55歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「『娘さんをください』。娘は物ではありません」(48歳女性/生保・損保/事務系専門職)

「娘さんをください」は先ほどの、好印象な言葉でも挙がりましたが、よく思われないこともあるようですね。できれば、避けた方がいいのかもしれません。

<絶対幸せにします>

・「『お嬢さんを絶対に幸福にします』(嘘だろうね)」(70歳男性/その他/その他)

・「『娘さんを絶対幸せにします!』的な発言はかえって心配してしまうかも。反対に今頑張っていることについてや、数年後にこうなりたい等目の前のことをしっかりできている人の方が好印象」(52歳女性/その他/販売職・サービス系)

「絶対」という表現に不快感を表す親も。誇張しすぎていて、現実味が感じられないといったところでしょうか。「絶対」も避けた方が無難な表現かもしれないですね。

<結婚してほしいと言われたので……>

・「彼女が望むから仕方なく挨拶に来たような雰囲気のとき」(64歳女性/農林・水産/その他)

・「『結婚してほしいって言われたもんで……』(自分には責任はないような言い方)」(55歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

あまりに無責任な感じのする言葉は、誰が聞いても印象は悪いのではないでしょうか。たとえ、本当に彼女から結婚を迫られてだとしても、それを彼女の両親の前で言う必要はないはずです。

★彼女の親へのNGな結婚挨拶まとめ

許可を求める姿勢がまず大事なようですね。決定事項のような感じの結婚報告はNGの模様。また、「絶対」といった表現もあまり考えていないと思われてしまう可能性も。「娘さんを下さい」とはよく聞く言葉ですが、安易に使うのはやめておきましょう。

●彼氏の親へのNGな結婚挨拶

続いて、女性から彼氏の両親への挨拶として、印象の悪くなる言葉について、親たちに調査してみました。

<結婚してあげます>

・「『結婚してあげますのでよろしくねお父さん』」(66歳男性/その他/その他)

・「結婚してあげるという傲慢な気持ちが伺いしれる態度」(67歳男性/その他/その他)

これからの結婚生活のこと、家族としての付き合いのことを考えると、傲慢な感じの挨拶はさすがにNGではないでしょうか。

<結婚してほしいとしつこいから>

・「『結婚してくれとしつこいから……』みたいなこと。したくないなら結婚しないでほしい」(52歳女性/その他/その他)

・「『結婚してほしいって泣くからしてしてやる』。なんて言われたら一切の付き合いは遠慮する。もしかしたら息子に考え直すように説得するかも」(58歳女性/その他/その他)

こんな高飛車な態度で挨拶をされると、言葉がNGどころか、結婚自体がNGではないでしょうか。絶縁も考えられるかもしれませんね。

<同居はイヤです>

・「『息子さんと結婚させてください。同居はイヤです』」(56歳女性/自動車関連/秘書・アシスタント職)

・「『結婚しても、同居はしない』。家族制度を理解していないから」(54歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)

いくら思ってはいても、口に出してはいけないのが、この言葉なのかもしれません。さすがに印象は最悪となってしまいそうですよね。

<家事はしません>

・「『家事はしません』。苦手でも頑張る姿勢を見せてほしい」(54歳男性/食品・飲料/技術職)

・「『私、家事一切しません』。息子がさせられそうでかわいそう」(48歳女性/その他/その他)

家事が「できない」のであれば、努力次第ということになりそうですが、「しません」だとさすがに印象は悪そうですよね。せめて「協力して」といったところではないでしょうか。

<礼儀やマナーに欠ける言葉>

・「『結婚したいのでよろしく』。社会人としての挨拶ができない場合は認めたくない」(58歳女性/その他/その他)

・「『結婚したいんでお願いしまーす』」(42歳女性/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

挨拶では礼儀は必要ですよね。社会人としてのマナーが欠けているような挨拶は、さすがにNGになるのではないでしょうか。

<子どもができたので結婚させてください>

・「『息子さんと結婚したいです。もうおなかの中には二人の子どもがいます』。言語道断」(66歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「『子どもができたので結婚させてください』。他の要素があるのでというのは違うと思う」(63歳男性/その他/その他)

子どもと結婚は別の話という人は多いのではないでしょうか。妊娠をすでにしている報告は大事ですが、子どもを結婚の理由にしているところがNGとなりそうですね。

★彼氏の親へのNGな結婚挨拶まとめ

結婚に限らず、挨拶にはマナーは必要ではないでしょうか。気持ちはもちろん、敬語もできていないような相手とは結婚自体させたくないのかもしれません。また、上から目線の高飛車な態度がにじんだような言葉も絶対にNGです。

■マナー講師が教える! 失敗しない結婚挨拶の言葉

親たちの意見は分かりました。続いて、マナー講師松本繁美先生に、好印象な女性の結婚挨拶の言葉をシチュエーションに分けて紹介してもらいます。挨拶に行く前に必見ですよ!

●結婚挨拶でうかがう際の言葉

★玄関でする挨拶

はじめまして! ○○○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします

本日はお時間をくださいまして、ありがとうございます(などと添えてもよい)

※松本先生アドバイス 名前はフルネームで名乗ることが肝心です。 流暢に挨拶する必要はありません。恥ずかしそうだったり、もじもじしていてもOK。彼の両親が、積極的でハキハキしている女性を好むか、恥ずかしがりやで内気な女性を好むかはわからないからです。ありのままの自分で大丈夫。ただし、暗いのだけはNG! 明るい声と表情で! 言葉より大切なのは笑顔です。笑顔でたいていのことはカバーできます。機嫌の悪い女性、暗い印象の女性を誰もお嫁さんにはしたくないでしょうから。

●彼氏の親への結婚挨拶の言葉

★室内で挨拶する前の注意点

入室をすすめられたら、「ありがとうございます」と返しましょう。部屋に通されたら、「失礼いたします」と会釈をしてから入室しましょう。

入室しても勝手に座らないこと。「おかけください」とすすめられてから、「ありがとうございます」と腰掛けましょう。和室の場合は座布団に座る前に畳の上で挨拶することを忘れないように。

★彼氏の親へ女性がする結婚挨拶の文例<初対面バージョン>

改めまして、○○○○と申します。●●さんとお付き合いさせていただいております。本日はお忙しい中、お時間をくださいまして、ありがとうございます。

●●さんとは結婚を前提としてお付き合いしていただいております。先日は、私どもの両親に結婚の挨拶をしてくださいました。両親も喜んで賛成してくれております。

わたくしも●●さんと、一生、幸せな家庭を築いていけたらと思っています。ふつつかなわたくしですが、今後ともよろしくお願い申しあげます

<以前に会ったことのあるバージョン>

本日はあらためまして、結婚のご挨拶に伺いました。なんだか照れくさいのですが……(などと本音を言ってもよい)

●●さんの正式にプロポーズをしていただきました。わたくしの両親にも先日、●●さんから挨拶をいただき、とても喜んでくれております。

お義父様、お義母様とも、末長いお付き合いになりますがどうぞよろしくお願い申し上げます

※松本先生アドバイス 照れくさいからといって、ふざけたりしないで、一生に一度のこととですから、ていねいにご挨拶する気持ちが大切です。 以前から親交のある義両親には、ため口で話していたかもしれませんが、この日だけは、きちんとした敬語でご挨拶しましょう。

●妊娠している際の結婚挨拶の言葉

★挨拶の際の注意点

「できちゃった」から結婚するのではなく、「結婚する意志があっての交際中に妊娠が先行した」と告げましょう。二人は結婚を前提に交際していたこと、その交際の上で妊娠の事実がわかったことを、正直に伝えます。

お腹の子どもと○○さんを、大切にし、幸せにしたいと思っています

など、幸福な結婚をしたい旨、伝えると同時に、相手のご両親に誓います。

★女性から男性の両親への挨拶の仕方

男性の両親には予め、彼本人から連絡しておいてもらうのも方法です。いまどき、結婚前にできちゃった……からといって、「ふしだら」だと思う両親は少ないとは思います。
とはいえ、中には堅いご両親もいらっしゃるでしょうから、全体的に、へりくだった態度で、挨拶をするほうがよいでしょう。

結婚を申し込んでいただいて幸せな上に妊娠が重なり、この上なく幸せです

などと、自分がハッピーな立場で結婚するのだという気持ちを自然な形で告げましょう。悪びれずに、幸せな気持ちをわかってもらう言葉を心がけるのが肝心です。

●再婚の場合の結婚挨拶の言葉

<相手の両親がはじめて事実を知る場合>

実は、わたくし結婚していたことがありまして……

と率直に告げる必要があります。その際、離婚理由などは、聞かれたら答えるにとどめてよいでしょう。ただ、初婚の息子さんに対して、申し訳ない気持ちがあることを、それとなく伝えてもよいと思います。

<相手の両親が再婚だと知っている場合>

お聞き及びとは存じますが、わたくし、再婚なのです

とこの場合も率直に打ち明けましょう。

※松本先生アドバイス

どちらにしても、開き直った態度は厳禁。悪いことでないのは、相手のご両親も重々わかってはいても割り切れない気持ちは、理解しましょう。

今度こそ、結婚によって ●●さんを幸せにすることを誓います

というような、強い気持ちを示しましょう。

●結婚挨拶でおいとまする際の言葉

★おいとまするタイミング

おいとまのタイミングは彼に計ってもらいましょう。あらかじめ、相談をしておくとよいかもしれません。

★おいとまする際の挨拶

彼のご両親には再び、お礼を言います。

本日はまこと(本当)にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます

と常套句で大丈夫。
ただし、挨拶を先に述べ(この時、ご両親とアイコンタクト)、それから、お辞儀です。お辞儀は45°から60°の角度の最敬礼で。ていねいな態度で失礼しましょう。

★玄関先での挨拶

それでは、失礼いたします。ありがとうございました

玄関先でも、もう一度繰り返し挨拶をしてから退去します。ここでも笑顔を忘れずに!

■まとめ

結婚の挨拶は、男性と女性でも違ってきますよね。ですが、気持ちを伝えるという点では同じかもしれません。また、挨拶である以上、マナーは大切になるのではないでしょうか。きちんとした挨拶ができないようであれば、結婚生活も思いやられそうですね。松本先生のアドバイスに従って、マナーのある結婚挨拶をして、義両親に好印象を抱いてもらえる挨拶にしましょう。

(監修:松本繁美、文:ファナティック)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2017年3月にWebアンケート。有効回答数402件(40歳〜60歳の成人した子どものいる男女)