ロシア・トゥデイが9日、オーロラツアーに参加した中国人観光客の一行が、オーロラが見られなかったことに腹を立てフィンランド人ガイドに攻撃を加えたと報じた事件について、現地警察が「暴行は加えていない」と証言した。写真はオーロラ。

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ロシア・トゥデイが9日、オーロラツアーに参加した中国人観光客の一行が、オーロラが見られなかったことに腹を立てフィンランド人ガイドに攻撃を加えたと報じた事件について、現地警察が「暴行は加えていない」と証言した。中国メディア・重慶晨報が伝えている。

ロシア・トゥデイはノルウェー国営放送(NRK)の報道を引用する形で、「中国人観光客に攻撃を受けたフィンランド人ガイドが警察に通報した」と今回の騒動を伝えていた。これについて、中国の記者がラップランドの地元警察に電話取材をしたところ、「ガイドから通報があったことは確かだが、中国人観光客はガイドに対して身体的な攻撃は行っていない。ただ大声で不満を訴えただけだ」と話したという。

警察によると、当時現場には2人のガイドがいたといい、ガイドが通報した理由については、「怒った中国人観光客に取り囲まれるという、これまでに経験したことのない状況になってしまったから」だったとのことだ。

中国のネットユーザーからは、「中国人の悪い情報はすぐに誇張される」とメディアに苦言を呈するコメントが寄せられた。このほか、「オーロラは虹などと一緒で、誰も見られることを保証はできないだろう。海外で本当に恥ずかしい」と中国人観光客を批判するコメントがある一方、「『オーロラツアー』と銘打ってオーロラが見られないんじゃ、怒る気持ちもわかる」といった声や、「旅行会社が事実と異なる宣伝や約束(「必ず見られる」など)をしていたから怒ったのでは?」と推察する声も上がっている。

なお、駐フィンランド中国大使館は10日に通知を発表。今回の騒動に直接言及はせず、「フィンランドでは最近、中国人観光客が増加し、荷物を紛失したり、トラブルに巻き込まれたり、急病になったりするケースが発生している」とし、防寒対策をしっかりすること、現地の習慣を順守しマナーを守って安全に帰国すること、旅行中は身の回りのものをしっかりと管理することと共に、「トラブルに遭遇したらガイドや現地の組織と協議して処理すること。合法的に理性を保って権利を守り、事態の拡大を避けること」を呼び掛けている。(翻訳・編集/北田)