ビジネスパーソンには宝の山? 世界のトレンドがわかるGoogleによる検索データ分析記事サイト
Googleの検索キーワードは、世の中のトレンドを知るうえで貴重なデータだ。
このため、さまざまな調査・分析に使われることが多い。
今回紹介するのも、そうしたサイトの1つ。
ただし、分析して記事を書いているのがGoogle自身である点がユニークだ。
いろいろな切り口で世の中のトレンドが分析されているので、特にビジネスパーソンには役立つのではないだろうか。
●インターネットが変えた企業の広告・マーケティング
インターネットは、企業活動にも大きな変化をもたらした。
特に大きく変わった分野の1つが、広告・マーケティングだ。
今では、
・サイト上でのユーザーの動き
・検索サイトで検索されるキーワード
・TwitterのつぶやきやFacebookの投稿
など、インターネット上のあらゆる活動データが収集・分析されて、広告・マーケティングに活かされるようになった。
中でも特に影響力が大きいのがGoogleだ。
Googleで検索されたキーワードを調べれば、世の中のトレンドが見えてくる。
実際に、Googleトレンドを使えば、任意のキーワードを入力して、検索数の推移を確認できる。
自社の商品やサービスをGoogleトレンドで調べれば、人気の推移も見えてくるわけだ。
●Google自身が検索データを分析した記事をまとめた「think with Google」
こうした中、Googleが「think with Google」というサイトを公開している。
これは、Googleの検索データをGoogle自身が分析し、さまざまな切り口で記事にまとめたサイトだ。
Googleが公開している「think with Google」。Google自身が検索データを分析して、さまざまな記事を公開している。
たとえば「検索データから見るインバウンド旅行トレンド」という記事には、次のような内容が書かれている。
・中国語、韓国語では「東京」よりも「大阪」の検索量が多い。
・英語の検索ではトップ10に「広島」「銀座」「埼玉」「横浜」がランクインしている。
・旅行関連検索の約40%はモバイルから行われ、アジア太平洋地域だとその比率は約55%。
観光関連の企業はもちろん、訪日外国人向けの商品やサービスを提供している企業にとっても参考になる記事だ。
また、「Googleの検索トレンドから見る日本を取り巻く留学事情」という記事では、次のような分析が行われている。
・日本における「留学」関連の検索数はOECD諸国の中で最も多い。
・MBA留学は、海外よりも国内大学の検索数が多い。
・大学名の検索数ランキング(海外からの検索)で、アジアの主要大学のうち東京大学は第9位。
日本人の海外留学者数は2004年をピークに減少している。このため、若者の内向き志向を指摘するメディアも多いが、じつは「留学」関連の検索数は日本が最も多いというデータを見ると、別の視点も必要になるのでは、と思ったりする。
検索データから見るインバウンド旅行トレンド。日本を訪れる外国人の動向がまとめられている。
Googleの検索トレンドから見る日本を取り巻く留学事情。検索データをもとに、日本や海外の留学事情が分析されている。
どの記事も、文章ととともに検索データが表やグラフで表現されているので、とてもわかりやすい。データ分析レポートのお手本のような記事ばかりだ。
「think with Google」は、企業の広告・マーケティング担当者向けの印象が強いが、世の中のトレンドを調べたり、ビジネスのヒントを探したりしている人にとっても、とても有益なサイトだと思う。ぜひチェックしてほしい。
なお、Googleは同じ「think with Google」という名前で、指定したWebサイトのモバイル対応や表示速度を調べるサイトも公開している(英語のみ)。
名前は同じだが、URLも内容も異なっているので注意したい。
こちらはWebサイトのモバイル対応や表示速度を調べる「think with Google」という名前のサイト。調べたいWebサイトのURLを入力して[TEST NOW]をクリックすれば結果が表示される。
・ think with Google
・検索データから見るインバウンド旅行トレンド
・ Googleの検索トレンドから見る日本を取り巻く留学事情
・ think with Google(サイトのモバイル対応や表示速度を調べるサイト)
井上健語(フリーランスライター)
このため、さまざまな調査・分析に使われることが多い。
今回紹介するのも、そうしたサイトの1つ。
ただし、分析して記事を書いているのがGoogle自身である点がユニークだ。
いろいろな切り口で世の中のトレンドが分析されているので、特にビジネスパーソンには役立つのではないだろうか。
●インターネットが変えた企業の広告・マーケティング
インターネットは、企業活動にも大きな変化をもたらした。
特に大きく変わった分野の1つが、広告・マーケティングだ。
今では、
・サイト上でのユーザーの動き
・検索サイトで検索されるキーワード
・TwitterのつぶやきやFacebookの投稿
など、インターネット上のあらゆる活動データが収集・分析されて、広告・マーケティングに活かされるようになった。
中でも特に影響力が大きいのがGoogleだ。
Googleで検索されたキーワードを調べれば、世の中のトレンドが見えてくる。
実際に、Googleトレンドを使えば、任意のキーワードを入力して、検索数の推移を確認できる。
自社の商品やサービスをGoogleトレンドで調べれば、人気の推移も見えてくるわけだ。
●Google自身が検索データを分析した記事をまとめた「think with Google」
こうした中、Googleが「think with Google」というサイトを公開している。
これは、Googleの検索データをGoogle自身が分析し、さまざまな切り口で記事にまとめたサイトだ。
Googleが公開している「think with Google」。Google自身が検索データを分析して、さまざまな記事を公開している。
たとえば「検索データから見るインバウンド旅行トレンド」という記事には、次のような内容が書かれている。
・中国語、韓国語では「東京」よりも「大阪」の検索量が多い。
・英語の検索ではトップ10に「広島」「銀座」「埼玉」「横浜」がランクインしている。
・旅行関連検索の約40%はモバイルから行われ、アジア太平洋地域だとその比率は約55%。
観光関連の企業はもちろん、訪日外国人向けの商品やサービスを提供している企業にとっても参考になる記事だ。
また、「Googleの検索トレンドから見る日本を取り巻く留学事情」という記事では、次のような分析が行われている。
・日本における「留学」関連の検索数はOECD諸国の中で最も多い。
・MBA留学は、海外よりも国内大学の検索数が多い。
・大学名の検索数ランキング(海外からの検索)で、アジアの主要大学のうち東京大学は第9位。
日本人の海外留学者数は2004年をピークに減少している。このため、若者の内向き志向を指摘するメディアも多いが、じつは「留学」関連の検索数は日本が最も多いというデータを見ると、別の視点も必要になるのでは、と思ったりする。
検索データから見るインバウンド旅行トレンド。日本を訪れる外国人の動向がまとめられている。
Googleの検索トレンドから見る日本を取り巻く留学事情。検索データをもとに、日本や海外の留学事情が分析されている。
どの記事も、文章ととともに検索データが表やグラフで表現されているので、とてもわかりやすい。データ分析レポートのお手本のような記事ばかりだ。
「think with Google」は、企業の広告・マーケティング担当者向けの印象が強いが、世の中のトレンドを調べたり、ビジネスのヒントを探したりしている人にとっても、とても有益なサイトだと思う。ぜひチェックしてほしい。
なお、Googleは同じ「think with Google」という名前で、指定したWebサイトのモバイル対応や表示速度を調べるサイトも公開している(英語のみ)。
名前は同じだが、URLも内容も異なっているので注意したい。
こちらはWebサイトのモバイル対応や表示速度を調べる「think with Google」という名前のサイト。調べたいWebサイトのURLを入力して[TEST NOW]をクリックすれば結果が表示される。
・ think with Google
・検索データから見るインバウンド旅行トレンド
・ Googleの検索トレンドから見る日本を取り巻く留学事情
・ think with Google(サイトのモバイル対応や表示速度を調べるサイト)
井上健語(フリーランスライター)