1日放送、テレビ東京「天才アスリート 栄光の言葉 みらいのつくりかた新春SP」では、レスリング吉田沙保里体操内村航平の対談を放送。吉田が、昨年出場したリオデジャネイロ五輪を振り返ると、内村はレスリング界の女王も驚く”自身の秘密”について語った。

恋愛トークで場を和ませた吉田に、内村が尋ねたのは「魔物」について。内村は、ロンドン五輪出場時に予選でミスを連発し「五輪には魔物がいた」などと語っていた。

「僕も普通にやれば獲れるだろうっていうのがあって、いつも通りに調整していたつもりが自分に期待しすぎてた部分があって練習やりすぎた。オーバーワークでいつもの動きじゃなかったのが自分では気付かず」という内村は、先のリオ五輪レスリング女子53キロ級決勝で敗れた吉田に、「沙保里さんには全く関係ないと思ってた。今回も余裕で(4連覇)すると思ってた」などと話した。

その決勝戦では、過去に2回勝っているアメリカのマルーリスと対戦した吉田。「4連覇目指して私も勝つっていう気持ちで上がった」と前置きしつつ、「決勝の相手が予想していた相手と違った。4年前にそのアメリカの選手とやってたんですけど、4年前は普通に楽勝で勝ってて全然弱くて。”あの選手が上がってきたんだ”っていう、そこが心の隙。油断ですよね。オリンピックだし何があるか分からないっていう、いつもの状態でいったつもりなんだけど、そう思った時点で心の隙があった。それが魔物かもしれない」と分析した。

また、今度は吉田が「内村君の秘密を教えて下さい」と頼むや、「マジ?」と苦笑いを浮かべた内村は「1日1食しか食べないんですよ。基本、夜だけ」と衝撃の告白。驚いた吉田が「力出る?」と尋ねるも、「出ますよ」と答えた内村は「(練習は)朝やって、休んで午後やるんですけど、(間食も)しないです。コーヒー飲むくらい」とキッパリ。

「放送できるかな? こんなトップアスリートが夜しか食べないとか・・・」という吉田に対し、内村は「大学入ってから食べて動くのが。体操ってグルグル回るじゃないですか? 気持ち悪くなる感覚があって少しでも動く時は空っぽにしておきたい」とその理由を説明した。