開山・夢窓国師作と伝わる、嵐山を代表する名庭園・曹源池庭園。鏡のように映り込む紅葉は必見/天龍寺

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京都・嵐山は、紅葉の名所がたくさんあり、秋になると観光客で賑わう人気の観光名所。嵐山を借景とした名庭園が眺められる天龍寺や、紅葉トンネルが鑑賞できる常寂光寺など、徒歩で“紅葉絶景”を楽しみながらランチも満喫できる、編集部おすすめの“紅葉散歩コース”を紹介しよう!

【写真を見る】仁王門から石段へと、深紅のカエデが広がる景色は圧巻。歌仙祠からの眺めも必見/常寂光時

■ <1:9時>嵐山を借景とした名庭園の紅葉をめでる「天龍寺」

日本で初めて史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園で知られる京都屈指の名刹。池に嵐山の紅葉が映り込む美しい景色を、大方丈の縁側に座って眺めよう。境内には渡り廊下のほか遊歩道もあり、散策しながら鮮やかな紅葉を堪能して。【紅葉の見ごろ】11月下旬〜12月上旬、品種イロハモミジなど約200本。

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■ <2:10時30分>頭上を埋め尽くす紅葉のトンネル「常寂光寺」

百人一首で有名な小倉山の中腹に立つ寺院では、かやぶきの仁王門や多宝塔と一緒に紅葉が眺められる。山門から多宝塔まで続く紅葉のトンネルも見どころの一つ。嵯峨野エリアに広がる麓の景色が一望できるのもうれしい。【紅葉の見ごろ】11月中旬〜12月上旬、品種イロハモミジなど全2種約200本。

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■ <3:11時30分>参道をおおう赤や黄の紅葉は絶景「二尊院」

ウマが駆けることができるほど広いことから「紅葉の馬場」と呼ばれる参道が有名。本堂へと続くモミジの並木道が素晴らしく、絶好のシャッタースポット。9月中旬(予定)に改修工事を終える二尊(本尊)・本堂の拝観もお忘れなく。【紅葉の見ごろ】11月中旬〜12月上旬、品種カエデなど全2種約50本。

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■ <4:12時30分>仁王門を背景に真っ赤なカエデが「清凉寺」

地元では「釈迦堂さん」の愛称で親しまれる古刹。仁王門前や弁天堂周辺で紅葉が見ごろを迎え、小ぶりのカエデながら、真っ赤な美しい発色を見せるので、建物と一緒に眺めたい。仁王門前などは無料で観覧できるのも魅力。【紅葉の見ごろ】10月下旬〜11月中旬、品種カエデ全1種約10本。

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■ <4:13時30分>足湯カフェやイタリアンが登場!「レストラン嵐山」

レストランやおみやげ処がそろう大型観光施設。足湯(¥200・タオル付き)を併設する「嵐山温泉 和cafe ひゅーめ」と、京都の食材をふんだんに使用するイタリアン「トラットリア ヒューメ」があるので、気分に合わせて利用して。

【関西ウォーカー編集部】