5日、環球時報は米紙ニューヨーク・タイムズが掲載した“世界で最もうるさい”中国の公園に関する記事を紹介した。写真は中国の中高年女性に人気の「広場ダンス」。

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2016年7月5日、環球時報は米紙ニューヨーク・タイムズが掲載した“世界で最もうるさい”中国の公園に関する記事を紹介した。取り上げられたのは四川省成都市の人民公園だ。

ある日の午前、成都人民公園に新たに設置された騒音観測装置のランプが点灯した。大音量の音楽とともに踊りを繰り広げるダンス愛好者の「違反行為」に反応したもので、別のグループが高らかに歌い始めるとモニターには「85デシベル」の表示が現れた。

この公園はさまざまな騒音が飛び交っていることで有名だ。高齢者から成る合唱団、演奏グループ、ダンスグループに人気が高く、それぞれが場所や観衆を奪い合っている。地元市民からは「世界で最もうるさい公園」の指摘も。ただ、昨年から80デシベルを超える騒音を出すことが禁じられたため、「以前に比べ、かなり静かになった」との声も聞かれる。

中国では多くの都市で、中高年が屋外活動の時に出す大きな騒音がトラブルを引き起こしてきた。このため、一部の都市では音の大きさの制限や何らかの対策を実施している。西洋人にとって公園は「静かでリラックスできる場所」だが、ノースウェスタン大学の専門家からは「中国の公園は、文化、伝統と社会主義の価値観に根付いた集団娯楽活動への熱中ぶりが示される場所」と指摘する。

成都人民公園で現在、活動が認められている音楽、ダンスグループはおよそ40。あまりにも大きな音を出せば警備員から注意を受ける。ある合唱グループの68歳のメンバーは「残念なことだ」と漏らしながらも、「中国は人が多すぎる。我々は『共に暮らす』ということを学ぶしかない」と語った。(翻訳・編集/野谷)