お酒好き女子は “赤ワイン”と“白ワイン”どちらを選ぶべき?
健康にいいと言われるワインは、料理によって“赤ワイン”と“白ワイン”を選び分けるのが一般的です。ポリフェノールが多いのは赤ワインですが、白ワインにも健康効果はあるのでしょうか?
“赤ワイン”と“白ワイン”はそもそもどう違うの?赤ワインと白ワインでは原料として使われているブドウの種類が違います。赤ワインは黒色のブドウ品種から作られ、果汁だけでなく果皮も丸ごと熟成して作られます。黒色のブドウ品種も果汁は白色。赤ワインの赤い色は果皮に含まれるアントシアニンが由来です。果皮から抽出されるタンニンの渋みが特徴で、長期保存も可能です。一方、白ワインは色の薄い果皮のブドウを原料とし、果汁のみを熟成して作られます。ワインに含まれる栄養素は、ビタミンB群、ミネラル、パントテン酸、ビオチンなど。白ワインよりも赤ワインの方が栄養価が高いのです。
赤ワインには、タンニンやアントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは抗酸化力が高い成分なので、アンチエイジングには最適。活性酸素を除去する働きがあるので、お肌を老化から守り、シミやニキビを防ぎます。脂肪を燃焼させる効果もあるので、太りたくない女性にも赤ワインはおススメできます。通常のポリフェノールは大腸内で腸内細菌と一緒に作用するので、腸内環境の良し悪しで効き方が異なります。でも赤ワインのポリフェノールには腸内フローラ自体を改善する働きがあるので、腸を活性化する上でも効果があるのです。
むくみと高血圧対策には“白ワイン”をチョイス!赤ワインには含まれていないのに、白ワインにだけ含まれている栄養素がカリウムです。カリウムは体内の余分な塩分を排出する効果があるので、血圧が高めの方には白ワインの方がおススメ。塩分と一緒に不要な水分も排出されるので、体がむくみやすい人も白ワインを飲めば、すっきりとスリムなボディになれます。白ワインには高い殺菌作用があるのも特徴。大腸菌などの食中毒の原因となる細菌を殺菌するので、生ガキなどを食べるときは、白ワインを注文するようにしましょう。
アルコールの中では、比較的健康と美容にいいワインですが、やはりアルコールですから、飲み過ぎには注意して、しっかり美と健康を作りましょうね。
writer:岩田かほり