英24歳女、妊娠32週にして大量の堕胎薬服用(画像はsunderlandecho.comのスクリーンショット)

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「赤ちゃんを産み育てる自信がどうしても持てなかった」と話した24歳のその女。臨月までもう少しという妊娠32週を過ぎた体で驚くほど大量の経口堕胎薬を服用し、胎児を死に導いたという。自身の健康な体、新しく宿った生命への暴力ともいうべきニュースがイギリスから飛びこんできた。

日本では承認されていないが、“DIY中絶”などと表現される堕胎薬というものが存在する欧米。妊娠初期に限り、ミフェプリストンやメトトレキサートといった中絶薬で人工妊娠中絶を行った際、胎児を排出させるために使用される「ミソプロストール」もその一種である。昨年11月、英ダラム郡シルドンでナタリー・タワーズという女がその薬を大量に服用し、胎児を故意に死なせたとして逮捕されていた。そのタワーズにこのほど懲役2年6か月の実刑判決が言い渡されたことを地元メディアの『sunderlandecho.com』が伝えている。

タワーズは死産および堕胎を目的にその「ミソプロストール」を妊娠8か月ごろから服用するようになり、妊娠9か月にしてバスルームで堕胎を試みるも出血が激しいことから自身で緊急通報。駆けつけた救急救命士らにより病院に搬送されたが、胎児はすでに死亡していたという。赤ちゃんは男の子でルーク・クラークくんと名付けられ、そこまでは予期せぬ悲劇としてタワーズは同情の対象であった。

しかしその後、タワーズの自宅を調べた警察官は92錠入りの「ミソプロストール」のボトルに13錠しか残っていないことを発見。本人も「赤ちゃんを産み育てる自信がなく、それがどうしようもないストレスになっていた。堕胎したくて70数錠を服用した」と認めたために緊急逮捕となっていた。薬はインターネットで購入したという。

※ 画像はsunderlandecho.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)