Net Applicationsから2015年11月のデスクトップOSシェアが発表された。2015年11月はWindowsとLinuxがシェアを増やし、Mac OS Xがシェアを減らした。Mac OS Xでは最新版となるMac OS X 10.11のシェアが増えたものの、それ以外の古いバージョンはシェアを減らしており、全体としてはシェアが低下する結果となった。

WindowsではWindows XPがシェアを減らし、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10はシェアを増やした。Windows XPとWindows 8.1のシェアが逆転し、Windows 8.1が2位につけた点が注目される。しかし、56.11%のシェアを持つWindows 7と比較すると、2位のWindows 8.1のシェアは11.15%と大きな開きがある。デスクトップ向けのオペレーティングシステムとしてWindows 7が変わらず大きな影響力を持っていることがわかる。

Windows XPはすでにセキュリティサポートが終了しているにもかかわらず、依然として10.59%のシェアを確保している。セキュリティサポートの終了したオペレーティングシステムはマルウェアの感染やボットネットの構築などに利用されるなど危険性が高く、セキュリティサポートの提供されているほかのオペレーティングシステムへの移行が推奨されている。

(後藤大地)