球団創立80周年の節目の年に、満を持して日本一奪還に挑んだ読売巨人軍(以下、巨人)。レギュラーシーズンを1位で終えたものの、クライマックスシリーズでは、2位の阪神タイガースに屈辱の4連敗を喫したのは記憶に新しい。歴史的大敗ともよべるシリーズの戦犯として名前があがったのが、正捕手として長年、巨人を支えてきた阿部慎之助だった。クライマックスシリーズでは4番を任されながら、16打数2安打。レギュラーシーズンで