東京電力が提出した「総合特別計画」を、枝野幸男経済産業相が2012年5月9日に認定した。そこには、1兆円規模の公的資金による資本注入が盛り込まれ、東電は「実質国有化」されるほか、家庭向け電気料金の平均10.28%の値上げや、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)を再稼働することなどで、「2014年3月期の黒字化を目指す」とある。東電再生の道筋となる計画だが、実現可能なのだろうか。家庭用の電気料金、7月には一斉値上げ?東電に