松浦悠真氏、台風25号候補の最新予想「北上し沖縄に接近」

気象予報士の松浦悠真氏が「マニアック天気」にて、「台風25号候補」の最新状況について語った。11月11日夜に配信された動画では、台風22号、23号、24号の影響はほとんどないとしつつ、新たに25号候補が浮上していることを指摘した。松浦氏は「25号候補はフィリピンの北を進み、日本へ北上する可能性がある」とし、この進路変更の理由を詳しく解説した。

今回の台風25号候補については、熱帯低気圧Dが急激に発達し、今夜にも台風に昇格する可能性があると指摘。「この台風は沖縄に向かい、13日には暴風域を伴いながら14日には強い勢力に達する見込み」と警戒を呼びかけた。一方で、「進路についてはまだ不確定要素が多いが、予報円が示すように、進行方向が変わるかもしれない」と注意を促した。

また、松浦氏は台風の道筋における不確定の理由として、GSMモデルやアンサンブルモデル、そして各国の気象モデルを比較しつつ議論。「西側に進む予想もあるものの、フィリピンを北上する可能性も否定できない」と語り、特に沖縄と周辺地域での大雨の可能性を示唆した。

動画の最後で松浦氏は、台風25号候補が熱帯由来の湿った空気を運んでくることで「大気の状態が非常に不安定になる恐れがある」とし、前回のような局地的大雨が発生する可能性を警告。「週の後半、特に先島諸島では注意が必要」と結び、今後も最新情報を発信していくと伝えた。