重鎮を失った自民に暗雲いったいどれだけの法案やプランがボツになるのか。両手で数えても足りないぐらいだ……。経産省内のいたるところからこんなため息が聞こえてくるという。省が推し進めてきた数々の重要政策の後ろ盾となってきた自民党の重鎮・甘利明氏が、衆院選で落選したからだ。同省の中堅官僚が嘆く。「NTT法の見直しや次世代燃料電池の開発など、省の重要政策の最大の支援者が甘利先生でした。落選で特に打撃を受ける