会計検査院は6日、新型コロナウイルスの診療体制を整備する国の交付金や補助金を巡り、不当な申請に基づく支出が21億9000万円に上ったことを明らかにした。一部の医療機関は虚偽の納品書を提出したり、患者数を水増し請求していたりした。検査院は、こうした医療機関を「補助金事業への認識が著しく欠けている」と批判し、国や自治体についても「審査が不十分だった」と指摘した。(駒崎雄大、後藤陵平)コロナ禍では、