9月27日投開票された自民党総裁選で石破茂氏が新総裁に選出され、財務省では安堵の空気が広がった。1回目の投票で岸田文雄政権の経済安全保障担当相を務めた高市早苗氏が1位になると、外国為替市場で円が対ドルで急落するなど金融市場は動揺した。 高市氏は総裁選の期間中に積極財政を掲げ、日銀の今春以来の利上げ方針を「あほ」と述べて批判。こうした高市氏の一連の言動に対し、財務省は「首相になればかなりやっかい」(