糞虫好きが高じて、博物館まで作ってしまった“フン虫王子”の中村圭一さん。彼はどんな人生を歩んできたのか(写真:著者撮影)前回の記事では、「観光名所として有名な奈良公園には1300頭ものシカがいるにもかかわらず、フンだらけにならない理由」について取り上げた。その答えは「フンを食べるコガネムシの仲間」である糞虫の働きによってフンが分解され、土に還る手助けをしているからだということを、ならまち糞虫館の館長・