白武佳久氏は1年目の5月に完投勝利も…中々出番が回ってこなかった投手王国の“壁”は、やはり分厚かった。1982年ドラフト会議で広島に2位指名され、日体大から入団した右腕・白武佳久氏(現・広島スカウト統括部長)はハイレベルな投手陣の中で、懸命にアピールを続けた。だが、他がやはりすごすぎた。1軍での先発はローテーションの谷間。そこで好投しても、次の先発機会はなかなか来なかった。同年代の投手も多く「みんな敵だ