岸田首相の経済政策にいまだ “効果” は見えない「円の実力、53年ぶりの低水準家計に負担20万円増」。日本経済新聞8月30日付の1面にショッキングな見出しが踊った。記事によれば、ドルやユーロなどさまざまな通貨に対する円の総合的な購買力を示す指標が、53年ぶりの低水準に沈んだという。要因はデフレや金融緩和で、物価上昇率などを加味した円の実力を表す「実質実効為替レート」が1ドル=360円の固定相場制だった53年前と